高卒で就職するのと大卒で就職するのはどれくらいの差があるのでしょうか。

○生涯賃金：男性・転職無し・残業代含む・退職金含まず 資料：独立行政法人労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計２０１５」 大規模企業（１０００人以上） 大卒：３億０５９０万円 高卒：２億７２４０万円 中規模企業（９９９～１００人） 大卒：２億４８２０万円 高卒：２億２８２０万円 小規模企業（９９～１０人） 大卒：２億１５００万円 高卒：１億９５００万円 ○注意点 大規模企業を希望するなら、高校新卒「指定校求人」で就職するのが一番容易。 よく「同じ企業に就職したら…」等と言いますが、同じ企業に就職する場合は大卒の方が難易度が上がります。ですから、その様な話は実状に合わない誤解を招く比較です。（詭弁です） 例えば、一部上場大企業（製造業）の場合、大（院）卒採用レベルは一流大学院卒の工学修士の中でも特に優秀な者。対して、高卒採用レベルは工業高校等でのトップクラスの者です。 ※それゆえ、無目的に大学に進学すると高卒で就職する場合より生涯賃金が大幅に減る事があります。大学に行っても非正規・フリーターなら生涯賃金はせいぜい１億円前後でしょう。ですから、奨学金が返せないなどという事になるのです。 ですから、自分の学力とよく相談して進路を選んだ方が良いと思いますよ。成績優秀で国立大学が楽勝なら進学でしょうけど、それ未満なら選択肢はいろいろだと思います。 ○参考 成功例 Ａ：進学・東大院卒⇒超一流大企業研究職（成績優秀） Ｂ：進学・地方国立院卒⇒一流大企業研究職（成績優秀） Ｃ：進学・医療系専門学校卒⇒大病院の医療技術者（成績中位） Ｄ：就職・高校新卒「指定校求人」⇒一流大企業技能職（成績上位） Ｅ：就職・高校新卒「指定校求人」⇒地元中堅企業技能職（成績下位） Ｆ：就職・高校新卒「指定校求人」⇒地元信用金庫職員（成績上位） 失敗例 Ｘ：進学・Ｆラン文系大卒⇒中小企業工場技能職⇒非正規社員（成績下位） Ｙ：進学・日東駒専レベル卒⇒非正規社員（成績中位） Ｚ：進学・医療系大学中退⇒非正規社員(成績中位）