いま高１で就職を目指しているのですが 先生方の話を聞いてみると今の企業は高校生より大学生の方を取っているらしいのですが 今の高校生の就職は大学受験より難しいと言われています

今、大学は二極化しています。一流大学の理系学部では大半の人が一流大企業に入りますが、三流私大文系は悲惨なものです。仮に就職できたとしても営業、販売、接客、警備等で以前ホワイトカラー等と言った事務職など数パーセントしか就職できません。（某大学経済学部・経営学部）ですから、大学に行って良い就職が出来るかどうかは貴方の学力次第です。 地元の進学校は県で５番目ぐらいですが、１日７～８時間授業、土曜は補習、日曜は図書館や自宅、予備校で自主学習という具合です。もちろん平日は帰宅後３～４時間勉強します。そういう人間が国立大学や一流私立大学に入り、また大学で頑張って就職戦線に出て来るわけです。知人などは大学院で数学の新発見や新しい接着剤の合成等の成果を挙げて一流大企業に入りました。（それでも当然下っ端）ですから、そういう連中と競って勝てる自身があれば大学に行った方が良いと思います。 しかし、就職するにしても成績が悪い人間には良い就職は出来ません。高卒で大企業に就職するのと小企業に就職するのでは７０００万円も生涯賃金が違います。ですから、進学するか就職するかに関わらず今は一生懸命勉強する事が大事です。 ＊大学の就職状況 文部科学省「学校基本調査」速報/Ｈ２３・８・４発表 学科別就職状況 人文系 進学：５．９％ 就職：６２．０％ フリーター：２５．６％ その他：６．５％ 社会系 進学：３．８％ 就職：６８．５％ フリーター：２１．９％ その他：５．９％ これが文系の公式の数字です。一流大学は就職率が良いから、三流大学は当然上記の数字以下になります。 ＊大学別就職状況 *大東亜帝国レベル某Ａ大学（２０１２・３卒） 卒業：１３９３人 就職：７２７人 就職希望：９７７人 《就職率》：７４．４％ 進学：１３５人 *某Ｂ大学（２０１１・３卒） 卒業：２８６２人 就職：１５７６人 就職希望：１９１３人 《就職率》：８２．４％ 進学：１２５人 留学：２２人 ☆就職率は卒業者に対してではない事に注意！ 最新の生涯賃金の公式統計/独立行政法人労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計２０１２」 大規模企業大卒＞大規模企業高卒＞中規模企業大卒＞中規模企業高卒＞小規模企業大卒＞小規模企業高卒 詳しくは「ユースフル労働統計２０１２生涯賃金」で検索してください。現在の状況が仔細に書かれています。 》補足 大学にさえ行けば良い就職が出来るという事はありません。企業側だって無能な人間を雇えば大損害ですから良い企業ほど厳選採用します。大卒でも頭が空っぽの学生を企業側は「中学１０年生」と言います。