元電気屋です。 現状維持で変わらずだと思います。 その理由は2つです。 建設業界というのは、発注や施主側から建設会社が仕事を請け負うという形が主流です。 そうすると、建設会社が受注の胴元となり、安全や納期の管理をする代わりに、下請けや協力会社に仕事を発注する形となります。 つまり、これは水道屋でも鉄筋屋でも、サッシ屋でも、何でも同じですが、建設会社や大工さんがお客様であり親会社なわけです。 売上をピンハネされて、抑えられている以上は電気屋は儲かりません。 相当な営業力と資金力で、大工や建設会社に仕事を振り分けられたら別でしょうが、鹿島建設や大成、清水、竹中工務店の名前は知っていても、電気工事会社の社名は誰も知らないでしょう? もう1つは、2×4の住宅が増えています。 つまり工場の中で家の大半を組み立ててしまいますので、現場ではまさに積み木を組み立てるだけ。 難しい工事はほとんど完成しています。 電気工事士というよりも、工場で働く作業者の方が多くなるのではと思います。 確かに大きなビルや学校では鉄筋コンクリートの建物があり工事士は不可欠ですが、未来には、この一般住宅の流れが、学校やビルにも及ぶのではと思います。 すべては建築の法規が邪魔をしているだけです。 公共の建物の基準が非常に厳しく、そして古き良き時代を大変に重要視をしています。 でも、少子化で学校の建設も減りました。 耐火、耐震基準も見直しされて法規も徐々に変わってきています。 未来には2×4の学校がたくさん作られる時代も来るかもしれません。 とすれば、工場で大半は製造されて組み立てるだけの時代もありえそうです。 まだ30年くらいはかかると思いますけどね。
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