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90年代に非正規雇用が増えてきましたが、現状としてどの分野で非正規社員が増えているのか?それは男性と女姓ではどう差があるのか?年齢層ではどの層で増えていると考えられますか?

質問日2010/11/06 17:04:46
解決済み2010/11/09 16:02:53
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お礼25

ベストアンサー

8つの原因を書きます 最初に年齢別、性別の統計です。 http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/3250.html http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/minutes/2007/0406/item6.pdf#search='非正規雇用率 90年' 1)男性の非正規が増えた 20年前と比べ男性は6%→18%に増加と倍以上、女性は50%超であまりかわらず、やはり男性の増加の影響が大きい 2)産業構造の変化 製造業が急減しサービス業就業者が急増しています。 過去20年で200万人以上の雇用が製造から去りサービス業に移りました。しかもサービス業は金融等の正社員率が高い業種も減らし、非正規社員の多い業界に移りました。 サービス業(飲食、小売等)は直接雇用であっても契約社員の場合が多く、他産業に比べ非正規雇用は圧倒的に高い。その比率が高まっているので、必然的に非正規雇用者の比率は高まります。 飲食店などは、店長だけが社員で、残りはアルバイト、パートだけのお店は珍しくありません。しかも肝心の店長が契約社員のため非正規率100%の店舗も結構あります。 またコンビニのように店長=オーナーであれば店長は自営業になり雇用統計からは除外されます。このケースも非正規率100%です。 この飲食業、販売業の人員増加が一番大きいと思います。(逆に正規雇用の製造業の減少が大きい) 3)不況脱出時の増員 バブル崩壊後の「過剰雇用」を経験した製造業は、その後の増産対応を期間社員、下請への外注(業務請負)、派遣で対応しました。その結果非正規率が高まった。 4)ロストジェネレーション 90年代終盤の就職氷河期に正社員として就職できず、そのまま非正規社員を続けている 5)フリーター世代 90年代中盤からロストジェネレーション世代と一部重なりますが、就職せず、アルバイト、派遣で生計を立てている世代(一時期は新しい生き方としてマスコミも結構持ち上げていましたが、、、、) かれらが、そのまま(望むと望まざるに関係なく)正社員に替わらず非正規社員を続けている。 6)学生のアルバイト先の変化 1980年代までの学生は日雇いのアルバイト、個人営業の飲食店でのアルバイト等、雇用統計に表れないアルバイトが主力でした。 現在は、外食産業、コンビニ、レンタルショップ等の雇用契約を結んだアルバイトが多く雇用統計を押し上げています。彼らはほぼ100%非正規雇用なので統計を押し上げていると思われる。 7)就業可能年齢の高年齢化と定年延長 定年が55歳から60歳に引き上げられ、現在は段階的に65歳まで定年延長が進んでいます。これは寿命が延びたのと、法律による企業への働きかけによるのもですが、60歳以上の雇用は70%近くが嘱託社員・契約社員等の非正規雇用です。 8)派遣法の影響 まるっきり非正規雇用率増大の最大の原因と言われていますが、増大要素のひとつでしょうが、主たる原因ではない。 (再び雇用統計ですが)2008年9月リーマンショック直前の数値 ・総従業員数(5,164万人)に非正規従業員(1,779万人)の占める割合は34.5% (非正規の内訳) ・パート、アルバイト1,157万人-総従業員数の22.4% ・ 期間社員、契約社員、嘱託321万人-総従業員数の6.2% ・派遣社員140万人(内製造現場46万人)-総従業員数の2.7%(0.9%) このように、派遣雇用の2.7%(内製造現場の派遣は0.9%)の数字では、20年前10数%の非正規雇用が35%近くまで増えた説明は出来ません。 製造現場の派遣にいたっては↓のキヤノンのように偽装請負を摘発されて一旦派遣に切替た、将来は期間従業員と請負(共に非正規雇用)に全面的に切り替える予定だったので、「製造現場への派遣の解禁があってもなくても非正規雇用率には大きな影響はない」と考えます。 http://www.oita-press.co.jp/localNews/2008_122101009652.html

回答日2010/11/07 09:11:51

質問した人からのコメント

グラフなどリンクしていただきすごく解りやすかったです!ありがとうございました^^

回答日
2010/11/09 16:02:53

その他の回答(2件)

  • 今の現状で言うと、介護でしょうね ただ、経済が冷え込んでいますので、すべての分野と回答した方がいいのかもしれません 男女の比率で言うと、女性が働くには大変でしょう。 まだまだ女性が働く現状に社会がついていけませんので、経済の冷え込みと合わせて 女性の雇用は課題です。 年齢層で言うと、40~50代の再雇用が多いでしょう。 役職についていた人達がいきなりリストラされたり、会社の倒産などで 行き場を失うのですから。 今の雇用の現状は、ここ2~3年でさらに加速していきます。

    回答日2010/11/06 19:32:14
    ID非公開さん
  • http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/4hanki/dt/ 総務省のホムペです。 <利用上の注意> の[最新四半期結果] の第1-1表、第1-3表にデータがあります。

    回答日2010/11/06 18:05:07

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