一級建築士受験資格や二級建築士受験資格を持っていれば就職に有利ですか？

どの程度有利になるかはひとまず置いておいて、資格はやはりあったほうが有利です。 業界については、建築と建設は意味合いが違ってきまして、建築士が有利にはたらくのは「建設・不動産」業界が多いです。 参考：業界一覧 http://gyokai-search.com/2nd-genre.htm 建築士という資格についてですが、弁護士や税理士のような「士業」のなかに建築士も含まれてきますが、建築士も国家資格で、取得難易度も高いです。 （一級の合格率は平均数％です。ご存知かとは思いましたが念のため） そのため、建築士の資格を取得できているということは、「それなりに努力はしている人なんだろう」という認識を持っていただける可能性はあると思います。 ただ、先方が建築士の存在を知っている、または取得難易度を知っているかどうかが大きく左右するので、そういった意味で、建設・不動産業界のほうが建築士の資格有無は有利にはたらくと言えます。 具体的には、 ・設計業務 ・現場監督業務 ・CADオペレーター ・インテリアコーディネーター ・不動産業 ・内装業 ・家具メーカー などの職においては建築士の資格を持っているほうが有利かと思われます。 たとえば、ハウスメーカーで言うと、設計担当は全員が建築士の資格を持っているわけではないです。10人いて数名が持っている程度というのが現状で、それだけ取得が難しく、また、会社としても「うちにはこれだけの一級建築士がいるんです」と世間にアピールしたいので、資格取得者を多くしたいという希望があります。 あなた様に設計業務をお願いするかどうかとは別として、「一級建築士の名前」を必要とする会社は建設・不動産業界には多いです。 URやネクスコ、三菱地所などは建設・不動産業界にはいります。 他には、不動産の例だと、 ・なんの資格もない人が紹介する物件 ・建築のプロである一級建築士が紹介する物件 は印象が全然違います。 不動産の会社としては、賃貸を検討されている方々に 「うちには住宅のプロ一級建築士がいます。だからいい物件を紹介できます。他ではなくうちで物件を決めてください。」 と言いたいので、建築士の資格を持っている社員がいることは、会社にとってアピールポイントが増えます。 他との差別化を図る１つの強みとして建築士の名前をだしたい企業も多いので、そういった企業の就職には資格は有利になります。