国際物流におけるフォワーダーについて質問です。 大手フォワーダーにもそれぞれ得意分野があるとのことですが、最大手の日本通運は航空運と海運はどちらの分野がより得意なのでしょうか？

回答（1件）

• 写真の講師ですが、サラリーマン時代はいすゞ自動車の海外業務部で日本通運さんと深い取引がありましたから、日本通運さんについてお話しします。 質問者様もご記憶があるかと思いますが、アメリカを襲った9.11のテロが起こり、アメリカ発着の航空機か一斉に運行停止命令を受けて、1週間から半月も止まりました。 日通航空と言う名前の会社と取引があり、後に日通総研の社長になられた、井出幸吉さんから、日本通運航空部が大変な赤字だとおっしゃっていました。日本通運航空部？と言われて質問しましたら、日通航空と言う会社は無くて、日本通運本社の中の航空部だとのことでした。 私は何故？大赤字なのと聞いたら、米国フライトの運賃収入の減少があり、それ以上にペリカン便の経費が膨大だったとのお話でした。 つまり飛行機運賃の収入が減ったら、ペリカン便の費用が目立ち赤字に転落したのが、原因でした。 慌てた日本通運は、当時郵政民営化を推進していた、郵政に、ペリカン便を押し付けちゃうことにしました。 つまり日通の宅配便は大赤字経営だったのです。 小生は長く日本通運さんの皆さんとお付き合いもしていましたし、世界の物流企業ともお付き合いさせて頂きました。 その体験から、日本通運さんは、昔ながらの運送会社さんで、戦前は国鉄と日通の２社だけが、日本の物流企業でした。 ですから今でも大きな駅前には日通の土地があるんです。 質問者様は日本通運が飛行機を持っているのか？船を持っているのか？のご質問かと思いますが、確か船は国内航路に使う小さな船なら持っています。 しかし、今や国際物流ですから、世界を股にかけて運行する日本の商船隊は、日本郵船、川崎汽船、大阪商船三井船舶です。 例えば、日本のJAL、ANA、日本貨物航空、郵船航空などの日本企業が保有する全ての飛行機の数でも、世界3位の米個のエメリー航空の保有機数に及びません。 もちろん日本通運は10万人超の日本最大の運送会社ですが、ペリカン便の売却などを見るに、宅配便では大和運輸、佐川急便、郵便局には負けて宅配便事業から撤退しました。 私から言えば、航空事業も海運事業も日本通運が強いとは思いません。 私がいすゞ自動車時代に利用した航空会社は阪急交通社、阪神交通社、日通航空、西鉄航空などでしたが、アメリカ向け航空貨物では、やはり日通が断トツで、小さな小包をインディアナ州の工場に送る際は、日通だけが、日通専用航空コンテナを仕舞いで満杯に出来、夜の11時にChicagoのオヘア空港に着いたフライングタイガーから、コンテナを降ろし、そのまま日本通運の指定倉庫に入れ、そこには税関職員も居ますから、通関、開梱をして、300キロ離れたインディアナ州の工場の朝8時の操業開始に間に合うのです。 他の航空会社を使うと、自社貨物で自社コンテナを満杯に出来ませんから、他社の貨物と混載になり、混載コンテナは、夜11時に到着しても空港内倉庫に止めおかれ、朝9時からの通関になりますから、インディアナ州工場到着は、早くてもお昼になります。 アメリカ向け航空貨物ならやはり日通航空ですね。国内航路の貨物船は全く利用したことはありません。

  

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  回答日2022/12/10 12:24:29

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  t.yamaｇａｔａさん

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