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海運業界、海上職に就いている方にお聞きしたいです。

現在私は就職活動中で、海運業界を志望しております。そこで色々調べていてよく耳にするのが海上での危険についてです。人が死ぬこともおかしくないし、指や足が飛んだりすることは往々にしてあるということを聞きました。 勝手なイメージで間違っていたら失礼かもしれないですが、こういった事故は予算や人員が限られている比較的小規模な会社、外航に比べて小規模な貨物船を使用している内航などに多いのかな、と考えております。 こういった事故は、大手の海運会社、例えば日本郵船や商船三井など、巨大なコンテナ船で外航を中心としている企業でも頻繁に起こることなのでしょうか?? ご教授いただけたら幸いです。

質問日2023/07/10 01:46:26
解決済み2023/07/14 22:00:53
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ベストアンサー

残念ながら、公になっていないだけで、意外と起きてます。 勿論、SOLASやISMなど年々、規則が厳しくなってきているので、 事故が減っては来ていますが、どんなに人が注意をしていても ヒヤリハットは起きますし、ポカミスも起きますから・・・・。 5年くらい前まで大手ケミカルタンカー船で配船オペレーター とショアマスターの仕事をしていたことがありますが、 1年に2,3回は重大インシデントがありましたし、3,4年に1回は 何らかの船で死亡者が出ていました。 つい最近も事故につながっていませんが、海自の隊員募集か なんかのポスターで綱がかかった状態のボラードに足を乗せて ポーズを取っているポスターだかで「危なすぎる」と炎上しましたよね。 あれ、実際にロープが切れて一瞬で身体が真っ二つになる事故が 未だに起きてるんですよ。 あ、それで思い出しましたが、これもつい最近、 ダイヤモンドプリンセスに乗る予定のパイロットが海に落下して 死亡しましたよね。 自分が15年間、オペレーターをしていただけで、自社で 下記の事故がありましたね。 1.内航タンカー船 朝起きると船員1名が行方不明。深夜に夜風に当たるため、 デッキに出るドアの音を聞いたものはいたが、それ以降の 所在が不明。数年後、砂浜に頭蓋骨が打ち上げられていて DNA鑑定の結果、その船員と判明。 2.水先案内人が航路を見誤り、広島のカキ養殖場に 突っ込んで大量に筏を破壊。 3.漁業組合の若手が船と接触して落下し死亡。 未だに若い猟師の間で「度胸試し」とか言って 大型タンカー船に漁船で走りながら近寄り、素手で船体に 触る悪戯を行ったりすることがあり、それに失敗して 海に落下。そのまま行方不明。 4.救命胴衣を着けず、溺死。 最近ではあり得ませんが、日本の船員さんの多くは 未だ血気盛んな人も多く、荷役をしていると救命胴衣が 本当に邪魔なんです。実際、自分も良く荷役立ち合いで 付けて、何荷役するわけではなく、指示したり眺めたり しているだけでしたが、それでも12時間とか付けっぱなしは 辛い。で、邪魔だからと外して作業をしてしまう船員も 以前はかなりいて、特に船は24時間、深夜でも荷役を 行うので、足を滑らせて海に落ちると、周囲は真っ暗で 何処に落ちたのかが分からなくなります。 その事故の時も「ドボーン!」と落ちる音が聞こえたのですが、 何処に落ちたのかが分からず、それらしい場所に皆で 浮き輪やブイなどを片っ端から海に放り投げましたが、 翌朝、船と岸壁の間の海に死んで浮いているのが見つかりました。 5.揚子江の真冬の海に落下。溺死。 真冬の揚子江は氷で凍り付き、船が閉じ込められたり、 出航や入港できなくなることが毎年のようにあります。 キャプテンがブリッジから身を乗り出して揚子江の凍った 状態を確認しようとしたところ、そのまま誤って海に落下。 一度、走ってる船から海に落ちたらまず助かることは無く、 そのキャプテンも溺死。 6.全身大やけどで死亡。 モルテンサルファーの硫黄船で積み荷役作業中に 陸側と船側のコミュニケーションがうまく取れておらず、 まだホースが接続されていないのに荷役を開始してしまい、 レデューサーの隙間から80度の硫黄が噴き出して、近くで 作業をしていたボースンが全身に浴びて大やけどを負い、 2,3か月後に死亡。硫黄は冷えると岩みたいに固まるので、 高温で溶かしていないといけないので。 7.ガスタンク内で中毒死。 LPN、LNG船でコンタミ(複数の荷物が混じってはいけないのに 混じってしまう)が発生し、一旦、タンク内を洗浄してクリーニング する際に「ガス抜き」をするのですが、その作業が不十分で、 ガス抜き後にガス検知器で濃度を測定し、異常がなかったため 船員がタンク内の清掃作業に入った際にガス抜きが不十分ではなく、 タンク内で意識混濁に陥り、中毒死。 後は船内の階段から落下して腰骨を折ったとか、 機関士が機械に指を挟んだとか、中小レベルの事故は 結構良く起きてましたね。 ただ、上記を読んで心配されてしまってはいけないので なんですが、自分が配船担当していた船は全部で自社船で12隻。 傭船で24隻の合計36隻ものタンカー船で15年くらい働いた中で 起きた事故ですから、1年で発生した件数で言えば、たかが 知れてます。それこそ、車を頻繁に使う運送会社より 事故件数は少ないです。 (人身に発生しないけど、船が岸壁に衝突したとか、 港で船同士が軽く接触した・・・・とかの事故は年に数回 ありましたね)

回答日2023/07/10 16:42:10
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その他の回答(1件)

  • ご理解の通りです。 大型船や大手海運会社の船など大半の船では人命にかかわるような事故はめったに発生しません。安全管理や安全教育などが徹底しています。 また災害防止センターで安全教育をうけて認定をもらっている乗員も乗船しています。 50年以上前の船業界などでは、戦後の混乱期でもあり懸念されているようなことがあったかもしれませんが、現在のように労働安全が叫ばれている昨今ではそのようなことはありません。 ご心配なく。

    回答日2023/07/10 07:29:16
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