IHクッキングヒーター200v設置に伴い電気工事の質問です。

大阪で電力会社に近い位置で電気関係の仕事をしております。 仕事の関係上、ゼネコンや設計事務所からＩＨクッキングヒーターの導入のコンサルティングなども行います。 経験したことで参考になればと思いアドバイスさせていただきます。 他の回答者さまがご説明されていますように関西電力は従量電灯制ですのでアンペアブレーカー（リミッター）はありません。 参考ですが北海道・東北・東京・中部・北陸・九州電力管内で契約容量が6kVA以下の場合にリミッターが付きます。 最近ではスマートメーターの普及と自由化の開始で東京電力でもリミッタースペースが不要となりました。 ↓ http://www.tepco.co.jp/workshop/pdf/sb_pr.pdf 設備の件ですが主幹が漏電保護付きのブレーカーでしたら分岐回路のブレーカーは２Ｐ２Ｅのブレーカーで結構です。 確認するポイントは ・主幹の容量が５０Ａ以上（できれば６０Ａ）以上あるか？ ・主幹電源側の配線太さが１４sq以上あるか？（CVなら8sqでもギリギリOK） ＩＨクッキングヒーターまでの配線は２．６ｍｍ相当の３芯が必要です。 電源だけでは単相２００Ｖなので２芯でも良いのですが、アースが必要ですので３芯を引いてください。 アースが無いとＩＨが絶縁不良となってビリビリして感電したから漏電ブレーカーが動作することになります。 きちんとアースをしていれば人が感じる前に漏電ブレーカーが動作してくれます。 ＩＨのコイルの方の絶縁不良は少ないですが、魚を焼くグリルのシーズヒーターの漏電は良くあります。 増設工事を行う場合は関西電力に増設申し込みを行うルールになっています。 ↓ https://kepco.jp/biz/construction/teiatsu/ １軒の増設くらいですとはっきり申し上げて電力の設備に影響を与える可能性は低いです。 またスマートメーターがついていれば３０分の使用量が判るので管理も出来るはずです。 ただ、まだ全戸に普及していないのでルールとして増設の申し込みが必要となっています。 申込には電気工事士の資格を持っていて事前に登録した方が行うようになっています。 参考になりましたら幸いです。