吉野家でｱﾙﾊﾞｲﾄしながら正社員を目指そうと思ってます(飲食ﾊﾞｲﾄ経験なし35歳) だいたいの目安でいいのですが

飲食のチェーン店はバイトからそのままエスカレーター式で正社員になられる方が多いですよ。 その方がマネージメント側にとっても人材の育成期間の先行投資の必要がなく即戦力として頭数に入れる事が可能な人材を正規雇用でき好都合なので、見込みのあるバイトにはやりがいのある職務等を任せたりして、正社員になる事を意識的に芽生えさせるのは定石です。 一般的に５年勤務で店長というのがひとつの目安です。 期間の前後はありますが理由は様々で、上の者が辞めたから繰り上がり、同エリアに新店舗オープンの理由で戦力要員を新店舗に配属した事で役職ポスト候補選出など、運も多少絡んでいるのは否めない事実かと。 ぶっちゃけ、社員になるには期間はあってないようなモンです。 バイトで働き始めた第一歩の時点が、その期間を大きく左右します。新人のバイトで勤め始め店長や正社員に目をかけてもらえるような人柄と「やる気」さえあれば１年ぐらいで十分正社員になれます。 ただ、ココで脱落する一番の原因は古今東西「遅刻や欠勤の頻度」なので、時間にルーズなヤツ、風邪で熱が出てフラフラの身でも、とにかく出勤する事が本筋なのに、自己判断で風邪なので欠勤します、と電話１本で済ます責任感に欠けるヤツは飲食業界では「アテにできないヤツ」と一番嫌われる要素なので出勤だけは信頼と直結しますのでバイトの身のウチは人より５分早く店に入るぐらいの姿勢が上の者に可愛がってもらえるコツで、つまり正社員登用の近道といえます。 店長まではバイト上がりで辿り着く事は可能で、上記のような社会人の基礎さえ普通にこなせる人格で多少の「後輩から慕われる」性格、つまり人の上に立つ能力が多少問われるトコロですが、その辺は店長になる事が内定すると本社などに研修という名目のセミナーが必ずあるのでそこで会社のイズムを徹底的に叩き込まれます。 店長まではあくまで「現場職務」なので学歴より日常業務のスキルを優先して流した汗の量に比例して肩書きが上がりますが、エリアマネージャー（スーパーバイザーと呼ぶ会社もある）というマネージメント側と現場数店舗の中間管理職の立場は、大学新卒者の幹部候補生がハバを利かせる土俵です。 この肩書きになると多少「経済」を知る必要性があり、バイト上がりから店長になった人がエリアマネージャーになるには他店長にない「秀でた能力」が必要です。日常業務で売上額が前年対比で必ずプラスになる右肩上がりの功績を継続出来るスキルは必須で、更に店長会議等の場で売上向上に貢献する画期的な提案や改善策など、積極的アイデアマンとなり、常に自社の未来を見据えた視点の野心が上層部の目に止まりエリアマネージャーに抜擢された実例も多々あります。 給与面ですが、平社員の内は没給です。深夜手当等積極的に得られるよう頑張らないとせいぜい手取り２０万チョイあたりです。基本立ちっぱなしの仕事で皆が休んでる時が稼ぎ時の逆曜日の世界なので不条理に感じてしまう時もあります。 ただ、食費が浮く（まかないでメシ付き）というのは結構財布に有難く金欠でも食い扶持には困らないのが最大のメリットです。 各社違いはありますが、店長になると月間の売上額が前年と対比しプラスかマイナスかで給与が３～４割程誤差が発生する「一部歩合制」の給与形態となる会社が多く、およそ３０万前後がひとつの目安と認識頂いて宜しいかと。 多少年齢を考慮、勤続年数と扶養家族の有無などが給与に反映されます。 ちなみにツレに某大手飲食チェーン店でバイトから店長になったヤツが同社に２名おり、片方は43歳妻子有りで月給28～35万、片方は39歳独身、店舗隣の家賃8万のマンションは寮という形で全額会社負担、月給38～60万で先日ベルファイアの最上位をキャッシュで購入しました。二人とも学歴は高校中退です。 牛丼業界は１円のしのぎ合いが熾烈の競争世界ですが、不景気も稼ぎ時という強みは飲食業最強を指します。吉野家は輸入牛肉の需要が絶たれた最悪の危機も豚丼という生と死が２分の１の確率に挑戦し生き残った極めて生命力の強い企業である事は周知の事実です。どうぞ思い切ってこの業界に飛び込んでみてはいかがでしょうか？ 自身が目指す地位の座標が高ければ高いほど、それは野心という己の美学に反映し、仕事に夢や希望を抱ける時こそ「男の伸びしろ」の好機と思います。。 長文になりましたが、どんな仕事もやらない、より、やるほうが結論的に人生経験プラス１になるのは間違いないのでまずは気楽にバイトのノリで働き始めればいいんじゃないカナ？ (^.^) ニコ♪