「隠れた優良企業」や「隠れた成長市場」を教えてください。 あまり知られていない「隠れた優良企業」や「隠れた成長市場」を 探していまして、ご存じの会社や市場がありましたらぜひ教えてください。

市場のハナシで身近なものとしては、あなたのもとめるジャンルとはまったくちがうかもしれないですが（この場をいいことにひとこと言ってしまおう、というノリで）、 ◆チョコレート市場 有名店がどうだこうだというもののほとんどが、「そうでもないクオリティのチョコレート」＋「別の香料あるいは別の物質」というマゼモノを、きらびやかなパッケージやばかばかしいくらい高級感を出して演出しているうそっこ市場です。 シングルオリジン、という概念がこのチョコレートに持ち込まれてきてて、それは良質なカカオに対して正当な価格をつけていく運動に発展しており（これまたソーシャルビジネスだとかかっこつけて言い出すへんなやつも出だしてて困りものなんですが。。）、板チョコ1枚の味、香味勝負、というビジネススタイルが出てきました。うそっこチョコレートなんかよりだんぜんおいしいチョコレートで、かつ100gあたりの単価も段違いに高いです。 今後５～１０年で、いままでとはまったく次元の違うカカオが生産されてくるとみており、板チョコ市場がうそっこ市場を追い抜くことになるかな、と思いますが、妨害もあるでしょうから20年くらいかかるかもしれません。 ◆緑茶市場 うそっこチョコレート市場と同じく、日本の緑茶市場は、複数産地・銘柄のブレンドによるものが大半を占めています。香りの特徴をはっきりさせる農家が増えること、それらの香りを個別に楽しむムーブメントが起こること、世界標準でそれらを客観的に評価するしくみづくり（たとえば等級や点数）が前提条件ですが、これらもシングルオリジン概念を適用できます。 また、緑茶の栽培技術は世界的にみても一番繊細で工程が複雑で、世界に打って出てもそん色はないものだったりします。苦味が課題、とかいわれていますが、それもうそっこブレンドでへぼい茶葉をどうしようか、という課題克服の末にできた低級品の味が原因ですので、今でいう高級品が標準となれば、そんなのなくなります。よ ◆自動ドア市場 左右にガラス戸が開くかんじでしょうが、上下、ナナメに開くという点ではほかに転用価値がありますね。銀座線のホームドアで、電車とホームの間のすきまをさえぎる新手の自動ドアが出てきたり、段差があるところに車いすが通る時だけ出現するバリアフリー自動ドアとか。 ああ、自分に才覚があったら、と思いますｗ