未経験でタクシー会社に転職しようと考えている者です。 実際に何社か面接は受けましたが正直どこがいいのか分かりかねています。

単純に"稼ぐ"という観点で考えるなら日本交通と国際自動車じゃ比較になりません。もちろん日本交通の方が圧倒的に稼げます。 顧客の数が違い過ぎます。 KMは落ち目ですね。 落ち目=悪いって事ではなくて、KMならではの強みが今のところ見えにくいという意味です。 実際KMの配車サービスは日本交通に匹敵する品質で、働く側にとっても利用する側にとっても利便性や信頼で言えば劣ってはいません。 会社規模が違うので全体として劣るのは当然ですが、挑戦者ゆえに意欲的で能動的に動く会社ですから魅力があります。(現場ドライバーには無関係だが、将来的に出世する気があるなら) で、問題はいま力を入れているフルクルですよね。ぶっちゃけこれは働いてる側からの不満の多いアプリです。 利用者ファーストで作られており、KMの根が通っている地域ではGOやその他アプリと比較しても理論上は優れています。 しかし働いている側からすれば「迎車料金無料」が足枷になってしまいます。 労働者からすれば1円でも多く稼ぎたいわけで、その為にタクシードライバーをやってます。 でもKMはそれよりも利用者の満足度を優先しており、結果的にシステムと労働者側の意識の乖離が起きています。 私の知人はフルクルはガン無視してGOを優先させていますし、そんな人はKMには至る所にいるらしいです(GOでマッチングすれば迎車料金をもらえるので、フルクルを優先させる意味がない) 業界最大手の日本交通は利用者に負担を強いる事で利益を得るモデルを構築し、二番手のKMはドライバーに負担を強いる事で利益を得るモデルを構築している最中です。 短期的に見れば後者は魅力が多く利用者から注目されますが、化けの皮が剥がれるのも早く、労働者からの支持は得られません。 運輸業においてドライバーは自分の立ち位置を理解する必要があります。そうしないと奴隷のように搾取されてしまうからです。 そう考えた時、私は日本交通が日本最大手の業界として圧倒的な魅力を放っていると感じますし、正直なところKMでは背伸びしてもその魅力には届かないでしょう。 日本交通は市場の支配者ゆえに無線配車に絶対的な強みがあり、利用者を搾取する事も許される立場です。 対してKMはそのパイを奪うべく利用者ファーストで評判を高めようとしている立場です。 社会全体の有益者として見るなら独占を阻止するKMの試みは素晴らしいものです。 どちらにも魅力はありますし、KMの姿勢は利用者としてみれば好意的に評価できます。 ただ現時点ではそれが空回りしている印象が拭えず、少なくとも現場で働いている知人らからの評価は良いとは言い難いのが現状です。 強いていうならKMは日本交通と比べると明らかに緩いですね。それが良いか悪いかは人それぞれですが、配車の奴隷になるのが嫌ならKMの方が良いかもしれませんね。 まぁそれを言い出したら大手4社で働く意義がなくなりますが、ほどほどに稼いでほどほどに自由に働きたいって人に向いてるのがKMです。 あと、教育制度はKMの方が良いと良く聞きます。