就活を前提に動いており、志望業界を俯瞰してみたところ志望したいと思える企業にはいくつか出会えました。しかし、就職するにあたって修士卒での技術系採用では自分らしく働くのに事足りないと思うと同時に、研究室に所属している博士学生の知見や経験の深さに憧れ、自分もそうなりたいと思えるようになってきたところです。 進学後は当然研究活動に専念するのが主なモチベーションではあるのですが、就活を期に進学を志したというのもありまして、修了後は企業での博士持ち研究職採用を目標に励みたいと思っています。 あとは踏ん切りが付くかどうか、というところなのですが、博士課程へ進学する上で盲点になりがちな注意点、あるいは大前提としてするべき覚悟があれば教えてください。
金銭面的なサポートが実家から得られるのか、自分で支払うのかで大きく変わってきます。 博士課程では、日本学術振興会特別研究員DC1またはDC2という奨学金のような補助金(毎月約20万支給)を受給できるかどうかが研究者としての登竜門となっています。 金銭的なメリットに加え、倍率が5倍程度ですので、就活の際の業績にもなり得ます。 M1から博士課程を志している学生は、M1の4月から学振に通すための研究業績作りに勤しんでいます。 具体的には、国際学会で口頭発表をしたり、高IFのジャーナルに論文を出したりです。 まずは、自分の研究室の博士学生達がDCに通っているかどうかは、重要な指標です。 恥ずかしながら私はM2の時に博士進学を志したので、DC1には間に合わず、DC2を受給しました。 学振を狙いにいくなら、1日でも早く博士進学の覚悟を決め、修士では就活をせずに論文を1本でもpublishすることを目標にされるといいと思います。 何よりも大事なことは、研究が大好きで自分を律することができる気力と、3年間ハードワークできる体力があることです。 工学系は意外と博士課程で就職できるところは多いので、就職はあまり心配する必要はないと思いますよ。 頑張ってください。
皆様、いい面も悪い面も併せてありがとうございました。 まだ決断に至るまでは期間がありますが、判断材料としてすべての回答をありがたく拝読させていただきました。 幸い私の所属先では博士学生が多数おり、直接対話を交えた相談もして後悔のないように選択して行く所存です。
とにかく、経済面、卒業面が厳しいです。 経済面は給料が入らない&授業料を払うことになる点です。周りの同期が就職して給料を貰っている中、何をやっているんだろうという気持ちになります。フェローシップや学振に採用されるとラッキーですが、不採用だった場合は辛いことになります。 もう一点は卒業要件を満たせるかです。大学によって論文何報という要件があるので、それをクリアできなければ自動的に留年します。個人的には就活よりも卒業の方が不安でした。 個人的には博士進学は積極的には勧めません。どんな結果となっても責任を自分で負える覚悟がないと厳しいと思います。
就職は一旦置いといて、そんなことより研究がしたいと思える事です。それと、自分で研究テーマを発想出来るようになることです。
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