飽和状態というのは、かなり揶揄した表現なのであまり額面通り受け止めないほうがいいですよ。理学療法士に関しては、就職先がなくなるわけではありませんが、学校の乱立による新卒理学療法士の急増で、今後は確実に供給過多になるため好条件の就職先を選べなくなるということです。つまり、給料が安くても休みが少なくても構わないなら、どこかしらには就職できるということです。一応、別の質問者からのお答えにも使用した理学療法士急増の現状を示すデータですが、再度使用しますので参考にしてください。 公益社団法人日本理学療法士協会の公認ホームページによると、理学療法士の有資格者数は以下の通りです。 平成29年度の受験者数13、719人、合格者数12,388人、合格率90%であり、有資格者累計総数は現在151、591人にもなります。ちなみに、養成校は263校(大学;105校、短大;6校、専門;152校)。 平成19年度と比較;受験者数7,036人、合格者数6、559人。累計総数58,647人。 (※平成19~29年の10年間で、理学療法士数が2倍以上に膨れ上がる。) 平成9年度と比較;受験者数1,889人、合格者数1,797人。累計総数19,092人。 (※平成9~19年の10年間で、理学療法士数が3倍近くに膨れ上がる。) 以上にように、毎年1万人以上の新人理学療法士が誕生し、既に15万人以上の有資格者がいるため、如何に理学療法士がこの短い期間で急増しているかがわかります。これだけのペースで増え続けていけば、供給過多になり求人が激減していくことは容易にわかりますね。本場の米国の理学療法士数を超えたらしいです。 しかし、理学療法士急増問題に関してはこれだけではありません。現在進行形で、さらに理学療法学科を新設している現状があります。例えば、平成28年4月、国際医療福祉大学成田保健医療学部80名を新設し、さらに平成31年4月、いわき明星大学健康医療学部60名を、新たに募集する予定になっています。 ・・・以上のように、他の医療職と比べても尋常でないほど増加しており、従来のような医療業界での求人数は減りますが、介護士人材不足が問題になっている介護福祉業界では、生活リハビリの名のもとにオムツ交換や食事介助にも抵抗が無ければ、まだまだ求人はありますよ。または、どんなに悪天候でも電動自転車や原付で、どこまでも行ける体力があれば、訪問看護ステーションの求人も多いですよ。私には無理ですが・・・
元理学療法士です。 飽和状態が何を指してるのか曖昧ですが、つまり求人より就職を申し込む理学療法士や新卒学生の数が多いということですか? その意味なら飽和状態ではないです。求人の方が多く、選ばなければどこかには就職できます。 ネットなどで飽和とか言われてるのは、学校がたくさんできすぎて近年たくさんの理学療法士を排出するようになったからだと思います。 少なくとも今は飽和ではないですが、今後はどうなるかわかりませんね。
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