埼玉商会は、群馬物産に裏書譲渡した約束手形20,000円につき、支払人の栃木商事が満期日に支払いを拒絶したため、群馬物産…

Question

埼玉商会は、群馬物産に裏書譲渡した約束手形20,000円につき、支払人の栃木商事が満期日に支払いを拒絶したため、群馬物産より償還請求費用200円とともに償還請求されたため、延滞利息100円とともに小切手を振り出して支払った。

これって埼玉商会の仕訳ですよね？

答えが
不渡手形20300/当座預金20300
なんですがなぜ不渡手形(資産)が発生するんですか？

Answer 1

手形は、栃木商事が振出・支払人→埼玉商会→群馬物産 と流れています。

①群馬物産が手形の支払期日に栃木商事に支払請求したが不渡となったので、手形金額に延滞利息:100と償還手続費用:200を含めた20,300を埼玉商会に支払請求した。

②支払請求された埼玉商会は20,300を小切手を振出して支払し、不渡となった手形を受領した。
埼玉商会の仕訳は、
(借)不渡手形:20,300／(貸)当座預金:20,300 となります。
埼玉商会が群馬物産から受領したその手形は栃木商事に支払請求できる手形ですが、このように不渡となった手形を受領したら通常の「受取手形(資産)」として復活させるのではなく「不渡手形(不良資産)」として仕訳することになっています。

手形が不渡となったら、上の→の流れと逆に支払請求が行われます、これを遡求といいます。

＞なんですがなぜ不渡手形(資産)が発生するんですか？
受取手形が不渡となったら、その後、その手形は不渡手形ということになります。

＞これって埼玉商会の仕訳ですよね？
そうです、設問が「埼玉商会は････」ということですから、主人公は「埼玉商会」ということです。