まんだらけに転職しようか悩んでいます。一生あの仕事でやっていけるですょうか？ 世間体などは気にしないので収入面などで悩んでいます(>_<)

結論から申し上げます。当該の先は生涯を捧げるに値しないでしょう。その理由を説明しましょう。まず、漫画その他の古物商自体の先行きが極めて厳しく、今後の市場は更に小さくなります。リサイクルを含む他の企業は軒並み縮小傾向で、今後はより低迷する状況です。 また、古物商は商品の生産がきかず、販売品の供給量は常に限られています。従って、何らかの話題かブームをつくるか、販売価格を上げるかしか売上高の向上は期待出来ません。 さらに、こちらは社長が大半の株式を有した、言わば独裁体制が基盤としてありますので、社内の風通しは極めて限られているでしょう。これは、昇進や人選で独断的決定が下される中、それには誰も異議申し立ては出来ない体質を裏付けています。 こうした業界は、決して広がりのある業界ではありませんので、決して商社系の企業も手をつけませんね。 趣味や楽しみで行かれるのはいいと思いますが、仕事を通じて生涯を託すのは再考の余地がありすぎる程有りますね。 次回、どこかの店舗に行かれたら店員と世間話でもお話し下さい。きっと笑顔で語るでしょう。その次に経営者の話題をうかがってみて下さい。その時もきっと彼らは差し障りのない話をするでしょうが、よく彼らの瞳を観察して下さい。 どこかに動揺と緊張の眼が見えるはずです。その空気感に事の真実を見いだして下さいね。仕事の先を選ぶだけに、慎重にお考え下さい。 補足を受けて、回答を続けます。まず、古物商を生涯に託す仕事と捉えるのは慎重にお成り下さいね。先細り業界と名言しておきます。もしそれでこだわるのであれば、国際相場がつく分野に限られます。例えば、海外のサザビースだとかクリスティーズのような世界的権威を有するオークション会社ですね。これは東京にも進出していたと思います。しかし、恐らくこのような世界には興味が無いでしょう。そうしたら、将来性という視点で、各業界の将来性と経営者の資質という2点で絞り込むべきです。そして、今は、世界的に超成熟時代ですので、大きなビジネスというよりもニッチ産業の中で有望なビジネスが生まれてきます。市場動向と経営者の言動をよく見極めてお考え下さい。最後は、ご自分とその業界や組織との肌が合うか否かは極めて重要な要素です。こればかりはご自分が判断することですよね。でも、今あまり注目されていない企業で面白そうな組織って意外とあるものですよ。ちなみに、ちょっと思考を変えて、東京ビッグサイト辺りの様々な見本市を見学に行かれたら如何でしょうか？想像以上に、斬新なアイデアを有する日本企業がありますよ。そして、最後に古物商ですが、本来その業界は商品供給が限られているので、成長にも限りがあるのです。そして、そうした業界が株式の上場をする事自体が市場原理とは逆行しているのです。これは、将来必ず結果が出ます。ですので、よくお考え下さい。