ボールネジの話だと常にその隙間はあるので 朝イチ関係ない話なんですよね。 むしろ摩耗が進んで、バックラッシは大きくなっても 同じ寸法を量産するなら無関係なくらいで。 メーカーでこれ以上バックラッシ補正できないっていう所まで 痛んでいる機械でも、普通に0.005㎜の公差が狙えますので。 で、一番大きな差は、熱膨張による機械の熱変位です。 単純にボールネジだって熱で伸び縮みするわけだし、 更に鋳物、主軸回り、刃物台、それぞれ微妙に 熱による変異が異なる。極論芯高に影響を与える。 それが積み重なったときに影響が少ないように 機械を設計するんだけど、それの当たり外れが 狂いの出やすい、出にくいに直結します。 暖機運転と良く言うのは主軸やベッドの潤滑油だけでなく、 クーラントと機体の温度に差がある時にも クーラント出しながら空運転することで温度変化を 先に出し切るのが目的。 余談ですがDMGのALXはこのあたりに難点が大きい様で 初期からの変異が大きすぎてなかなかセールスが伸びないそうな。
機械内部のボールネジには隙間があり(隙間がないと機械は動けない)、機械により隙間の幅は違います。外気温により金属は膨張や収縮をするので隙間の分だけ動くことになります。多く使われればボールネジが摩耗して隙間は大きくなります。隙間が大きくなればその分動く量も変わってきます。狂いが酷いようなら機械内部のボールネジがかなり摩耗している可能性がありますのでボールネジやボールネジの軸受け台などの取り替えが必要となりますね。使い込まれたボールネジの山部の幅は非常に薄くなっているのでそうなると要交換ですね。
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