リコーの株価がとても下がっています。子どもが働いている会社なのでとても心配です。今後、どうなっていくのでしょうか。将来大丈夫でしょうか。

リコーは 製品の質としては 2流ですが 販売網が強力で、顧客はガッチリつかんでいる会社です。 潰れることはないですが、無能な政治家のせいで、円高に苦しんでいます。 したがって、お子さんがリストラされる可能性や 海外にとばされる可能性はないとは言えません。 以下 お読みください。 ---------------------------------------------------------------- 【特色】事務機で国内首位級。カラー複合機（ＭＦＰ）に重点。０８年に世界最大の販社・米アイコン社買収 【連結事業】画像&ソリューション88(8)、産業6(1)、他6(-4)【海外】55 【円高打撃】複合機は中国で稼ぐ。ただ急速な円高が想定以上に打撃（１ドル80円前提、１円円高で13億円減益）。構造改革費用300億円も第２四半期に圧迫。一転営業減益。為替差損減少見込み最終は増益。 【リストラ】13年度までに日米中心にグループ人員１万人削減へ。体質改善急ぐ。ペンタックスのカメラ事業をＨＯＹＡから今10月買収。小粒だが消費者向け強化に効果。 12年3月期第1四半期（11年4～6月）の連結業績は、売上高4,661億円（前年同期比3.5％減）、営業利益100億円（同54.2％減）となった。国内売上はネットワークシステムソリューションの大幅な拡大などがあり、微増で推移。一方、海外売上は、米州、欧米、アジアいずれの地域向けも減少した。円高の影響のほか、東日本大震災後によるサプライチェーン（供給体制）の毀損などを背景に売上時期の遅れの影響も生じた。利益面では、為替の円高が大きな打撃となり、連結売上総利益が1,941億円（同5.0％減）と減少。販売管理費も、研究開発費の増加や新興国などでの販売促進費用、新規事業への投資などで前年同期比で0.9％増加し、この結果、営業利益は大幅な減益となった。 第1四半期決算と同時に、12年3月期（通期）の連結業績予想の下方修正を発表。連結売上高は2兆900億円から2兆100億円（前期比3.5％増）、営業利益は700億円から540億円（同10.3％減）に引き下げた。今後の想定為替レートは１ドル＝80円、１ユーロ＝110円とし、従来レート（１ドル＝85円、１ユーロ＝120円）から円高方向に見直している。（2011年9月2日更新） 12年3月期の連結業績予想は、為替レートの円高推移による収益への影響を踏まえ、売上高・利益とも下方修正された。足元の為替は、修正された会社想定以上の円高水準にあり、業績への悪影響が懸念される。一方、株価は11年3月期の1株純資産（1281.70円）を大きく下回っており、下値は限定的と考えられる。投資判断は「中立」とする。 ------------追加です------------ 2流といっても 高いレベルでの2流です。業務用の機器では高いシェアを持ちますが、民生用としては キャノンとエプソンにやられています。デジカメでも 手堅い無難な製品を出しますが最新鋭機種というか 人気のあるトップモデルは苦手な会社です。先も書いたように販売網は強力で キャノンなども海外への販売で幾度も煮え湯を飲まされています。関連会社も多く、総合力がある会社ですよ？ 印刷機やコピー機は景気の影響を強く受けますので、最近ではそれ以外の産業用機械にも進出しています。変わったところでは自衛隊のミサイルや砲弾に装着する信管なども製作していますが、出荷額にしめる割合はまだまだ少なく、依然コピー機・印刷機メーカーという側面が強いですね。