任天堂 制作企画 プランナー系への就職での質問です。

まず、他の人達が言っている学歴云々の話は全く気にしなくて大丈夫です。下のサイトから分かるように、任天堂は幅広い大学から採用を行っています。 https://shukatu-man.hatenablog.com/entry/nintendo-employed-university プランナーについて必要なスキルは、任天堂の採用ホームページにて現社員が語っています。 https://www.nintendo.co.jp/jobs/introduction/planning/index.html また、就活サイトone carrer(閲覧の際は会員登録してください)に具体的な面接内容について記されています。ここから逆算して任天堂が求めている人材を考えることもできます。 https://www.onecareer.jp/companies/40/selection_steps/2018/15525/11310 ここから先は私見です。 プランナーという職業はプログラマーやデザイナーのような特定のスキルを専門とするものではないため、必要な能力というのを一概に言うのは難しいですが、私は「論理的思考力、コミュニケーション力、情熱」の３つだと考えています。 論理的思考力は、自分の考えを言語化する力になります。プランナーは自分の企画したゲームは何をするゲームなのか、何が面白いのか、簡潔にわかりやすく言葉で伝えられることが必要です。ゲームのキャッチコピーなどをイメージしてもらえたら分かりやすいですかね。 コミュニケーション力は、自分の考えを他のクリエイター達に伝えたり逆にクリエイターたちの意見を聞いたりして、作るゲームのイメージを齟齬の無いように共有していき、チーム全体をまとめてプロジェクトを動かしていく力です。 情熱は、自分が会社で何を成し遂げたいか、どのような製品を作っていきたいかという想いです。 上記の三つをアピールできるような人材であれば企画職に受かりやすくなると思います。つまり、ゲームを作ったことがない人でも上記の能力をアピールできるエピソードを上手に面接の際に伝えられることができたら企画職に就くことが可能だと考えられます。実際、某大手ゲーム会社の企画職の新卒採用の半分が、ゲーム製作自体は未経験の方だったという話を伺いました。任天堂の製作企画部の中には、ゲームは作ったことはないけれど学生の頃にチームでボードゲームや教科書を作った、ということをアピールして会社に入られた方もおられます。 とはいっても、チームとしてゲーム製作を行ったというエピソードがゲーム会社の就活において最も強力になることは間違いありません。ゲーム以外としては、演劇やアニメ、映画製作といったところでしょうか。 以上の点を踏まえると、質問者様の「プログラミングスキルや3DCGのスキルがどのくらいあればよいか」というところに明確な答えはありません。取り組んでみることで技術者の目線を理解でき、自分のゲーム業界を志望する上での「情熱」をアピールする材料にもなりますが、就活の際はその他の「論理的思考力」や「コミュニケーション力」も示す必要があるからです。 これから大学入学ということならば、自分の時間が比較的取れやすいのではと思います。もしゲームを始めとした創作活動に興味があるならば、一度自身で作ってみたいものを考えて目標を立て、取り組んでみてはいかがでしょうか。最近はPC一台あればUnity等のプログラミング言語を用いてゲームを始めとしたさまざまな製作が楽しめるような時代です。また、大学の創作活動を行っているサークルを探してみたり、オンラインの製作グループを探してチームに入ったりチームを作ったりしてみるのも良い刺激になるかもしれませんね。他にも、会社が募集しているインターン等に申し込んでみるのも良い経験になると思います。 長々と書いてしまいましたが、これからのキャリアを考える際のご参考にして下さったら幸いです。是非充実した大学生活を送ってくださいね。