私が人生で初めて夢を持ったのは幼少期で、それは【任天堂で働きたい！】と言う事でした。

私は昔憧れていた人と関わりのある仕事をしている人間の一人です。 任天堂と関われる仕事がしたい・・・という願いそのものは良いことと思います。 それ自体は物事を始めるキッカケ、動機にはなりますから。 ただそれってあくまでキッカケでしかなく、それをいきなり職場の選択に適用したり、あなたの日常の行動原理に当てはめるのは飛躍しすぎています。 アイドルになりたい→オーディションを受けよう→ダメだった→もう終わりだ ↑こんな感じに・・・ そもそも任天堂と関わる、というのはあなたの意思だけではどうにもなりません。 いわゆる将来の夢だとか、こういう仕事に就きたいという願いには、必ず『採用する側』が存在します。 そしてその採用する側と自分を結びつけるのは何かと言ったら『巡り合わせ』です。 私が思うに、そういう夢だとか願いだとかって言うのは、それ自体を目的化して動いているうちは基本的に叶えるのは難しいです。 「任天堂と関わりたい」という願いから「まずこれをしよう」と小さな目標を立てるまでは良いんですが、そこから先は最終目標のことは一旦忘れた方がいいです。 あなたの場合、本気でそういうショップ店員になりたいのなら、応募するまでは良いんですが、落ちたならまだあなたの能力はそこに達してないということですから、他の場所で経験を積めば良い。 そして今の自分に何が足りてなかったのかを分析して、その「足りないものを身につけること」を目的化する。 私も別に最初から狙って今の仕事に漕ぎつけたわけではありません。 目の前の仕事や課題を一つ一つ必死に消化しているうち、気付いたらそういうスキルが身についていた。 基本的に夢を叶えている人というのはほとんど皆そうだと思います。 他人の選択をコントロールなんて出来ないですから、あくまで自分に出来るのは『選ばれる準備』までです。 任天堂という最終目標はあくまでボンヤリしたものと捉えて、目先のことに集中して消化していくことをオススメします。 あと出来れば、そうやって能力を身につけていくことそれ自体を楽しむ。 そうやってボンヤリと方向だけを定めて、あとは目先に集中して積み上げていけば、気づいた時には自分の夢に近い場所にはたどり着けると思います。 ただそれはあくまで目先のことを積み上げた『結果』であって、本当に大事なのはそんな遠い場所にあるものにとらわれずに『目先』を楽しむ(大事にする)ことだと私は思います。