自衛隊の訓練について教えて欲しいです！

私はレンジャーを卒業してます。 まず、素養試験が有ります。陸上、水泳、身体検査。すべてにクリアをするとレンジャー養成訓練に入ります。 訓練は大きく分けて、基本訓練、ロープ訓練、想定訓練が有ります。基本訓練ではレンジャー隊員としての基礎体力や、ロープ訓練、生存自活ではカエルやヘビ、鳥のさばき方を習い食します。ニワトリの頭やヘビの皮まで食べます。野草なども煮て食べます。通称レンジャー鍋。 ロープ訓練では、ヘリから降りるリぺリングや、崖から人を背負い降りたり、担架で下ろしたり、モンキーやセーラーといったロープ渡りなど。 想定訓練では、１～９想定が有り非常呼集が掛かります。水路潜入や陸路、空路潜入で様々な命令が下ります。たとえば、補給ラインを断てとか、通信施設、橋、トンネルを破壊せよとか、人質を奪還せよ、敵陣地に入り込み情報を探れとか、飲まず食わず眠らずに訓練します。時には１００kｍ近く行軍したりもします。体がぼろぼろになります。人としての心が無くなります。それくらい過酷です。最終想定で帰還すると駐屯地全員で出迎えてくれて、連隊長からレンジャーバッチを付与されます。それなりの覚悟が必要です。求められるのは体力ではなく精神力です。レンジャーバッチは月桂樹にダイヤモンドをイメージしたものです。つまり、硬い意志（石）を意味します。 レンジャー五訓 一、道は歩くものと思うな 二、飯は食うものと思うな 三、休みはあるものと思うな 四、夜は寝るものと思うな 五、教官助教は神様と思え