原子力発電関係に就職するためにはどのようなプロセスを踏めば良いのでしょうか？ 原子力発電所で作業や危機管理などに勤めるためには

元電力会社発変電所運転員として回答します。 ［あなたが、「～関係」と記載している時点でかなり説明が難しいところもありますが・・・］ こういう言い方はしたくありませんが、就職するプロセスだけを考えれば一番の近道は、「電気工学（今は電子工学？）」系での電力会社就職実績のある学校［高校（今はバツ？）・高専・大学］に入学することです。大企業の保守体質同様、あと就職難から考えて能力だけを考慮したヘッドハンティング的な就職はまずさせてくれません。以降は、学校の推薦的な枠として就職手続きをとってもらえるはずです。（あとは、通常の会社就職同様、事前のレポート提出や共通の試験、面接の実施の後、合否通知で終了。この途中段階で希望職種をつのる。） 従って今現在が情報工学部であるかどうかはおいて、上記に適合する学校にいる（入学する）のであれば就職できる可能性は高くなるとだけ言っておきます。 ここからは，すごく非情な話（あと東京電力での基準に適合するかはわかりませんがほぼ同様と思われます）になりますが合格通知段階では原子力発電関係勤務になるかどうは連絡していないハズです。就職後に勤務先（職種）を通知されようやく判明する感じです・・・［会社内的に確定しているが本人に通知していないということ。（ここが一番つらいところ、卒業学科により、ほぼ電力会社内職種・勤務希望地だけは予想はできると思うが・・・）就職活動中に事前にパンフを渡され、希望職種をとっているハズ（火力・原子力、工務、情報通信等・・・、この中でも原子力は特殊な部類）、あと、あなたが記載している作業・危機管理・安全管理知識（「自分の身は自分で守る」がモットー）は、会社的にみて知っていて当然、知らなかったら仕事（担当）すらさせてくれません。］ 電力設備からみて情報工学（通信）知識は、共通的にどこでも通用するが幅がせまい部類に属します。更に、電力会社の情報通信技術は無人化を前提として発展してきた（いる）経緯もあるので有人発電所の場合は全体からみて更に局所的な部分である（重要ではあるが発電所全体からみて一部であるということ）ことを認識しておいて下さい。加えて、発電所自体が特殊な部類［電子工学（メイン：情報工学はここに含）、化学、土木工学の複合体設備と認識して下さい］なので就職できても原子力発電所だけのピンポイントの勤務は難しいと思って下さい。 最後に一点、注意点なのですが現在、電力会社社員自体は、直営的な作業はほとんど実施していません（ほとんどが下請会社の方、訓練的にはやっていると思うが・・・）なので、就職後にあなたは、机上（運転含）的なことをやりたいのか職人的な作業を中心に行いたいのか判断を誤らずに就職活動を実施するようにして下さい。