東京商工リサーチという会社の業務について詳しくわかる方、教えていただきたいのですが。

ワシは「東京商工リサーチ」という会社のことは良く知りませんので回答する資格はないのですが、同業で有名な「帝国データバンク」についてであれば、知り合いに在籍していた人がいますので、そこからの類推で回答します。 ということで、必ずしも「東京商工リサーチ」の実情とは合致しないかも知れませんが、参考までに。 この手の調査会社は、単に「調査」だけやってればいいというワケではありません。 少なくとも、「帝国データバンク」においては、調査だけではありません。 恐らく「東京商工リサーチ」でも、程度の差はあれ、基本的には似たようなものだろうと思います。 「帝国データバンク」の場合は、調査と同時に営業も行わなければなりません。 帝国データバンクが保有する、各種のデータ等を、企業の経営者に販売する仕事です。 調査するといっても、調査だけしていても会社に収益は上がらないんですよ。 調査した結果（データ）を販売して初めて収益になるんです。 黙っていても各方面からデータの購入依頼が来るなんてことはないんです。 結局、「調査営業」なんです。 調査はもちろんですが、同時に（調査とほぼ同じくらいの比重で）営業活動での実績が重視されるんです。 質問文を見る限り、調査レポートの面だけを見て「大変そうだ」と書かれているように思われますが、実際の仕事は調査に加えて「営業」もあるということを覚悟しておかないといけません。 「調査だけ」で仕事が完結するわけではないんです。 調査のために各種法人に訪問すると同時に、その法人の経営者に対して自社のデータ等を販売するセールスもしないとダメなんですよ。 「東京商工リサーチ」の調査営業職というのが具体的にどういう仕事内容かは分かりませんが、少なくとも業界トップの「帝国データバンク」に関してであれば、そういう仕事内容になります。 ということで、恐らく「東京商工リサーチ」でも同じような状況だろうと思います。 調査レポートの件数だけで「大変だ」なんて言っていたら、恐らく勤まりませんよ。 営業実績も、調査レポートと同等か、ヘタすればそれ以上に重視されて評価されますからね。 営業販売の実績が挙がらなければ、いくら立派なレポートを書いても評価されません。 会社というのは、あくまでも「収益を得る」ために存在する営利追求集団ですからね。 調査だけでは、まったく収益を産まないんです。 その調査結果（各種データ）を購入してくれる人がいない限り、会社は存続できないんです。 「調査」プラス「営業活動」もある、しかも、その「営業活動」に占める割合も極めて高い、という事実を正しく認識しておかないと、入社後に「こんなはずではなかった」ということになりかねませんからね。 「東京商工リサーチ」における調査営業職の内容は詳しく知りませんので、あくまでも憶測の域を出ませんが、恐らく「帝国データバンク」と大きな違いはないだろうと思います。 以上、参考まで。