こんにちは、現役に救命士です。 あなたの質問にどこまで答えられるかわかりませんが、答えられる範囲で回答できたらと思います。 あなたの以前の質問も拝見させていただきました。看護師と救命士とどちらに進むか迷っていらっしゃるようですね。 まず、私は救命士なのでそっちの話から書きたいと思います。 救命士になる方法は、大きく分けて2つ。 1つはあなたが考えている専門学校や大学等に進学し、資格を取得し消防の採用試験を受ける。 2つ目は、先に消防の採用試験を受け、採用されてから救命士を目指す方法です。 1つ目に付いては、得に質問は無いと思いますので割愛して2つ目についてです。 消防の採用試験に合格し、採用されると基本的に各道府県の消防学校初任教育科と言うところに派遣されます。期間は半年程度ですがこの期間で消防の基本のノウハウを学びます。 法律や消防に関する知識、基礎的な訓練、機械操作、消火救助訓練なども当然行われます。 体力面を気にしているようですが、この半年の期間で体力は充分につけることが出来ます。 何の仕事でもそうですが、消防でどのような体力をつければいいですか?という質問をよくされますが、大切なことは基礎体力ですから、腕立て伏せや腹筋、懸垂など一般的な体力や筋力があればそれでいいと思いますし、バスケットをやっていたなら持久力もあるでしょう。 その初任教育期間中は、仕事で派遣されていますので当然給料をもらいながら学校で学びます。 この初任教育を終えると、各所属に戻りそれぞれの部署に配置されます。 (私のところは、消防学校が1ヶ所なので寮生活ですが、大きな市では通いのところもあります) その後、採用時に希望しておくと同じく消防学校の救急科に派遣され、2ヶ月間勉強して救急車に乗るための資格が得られます。 さらに、救急隊に勤務して2000時間の実働経験を積むか、または通算の救急隊勤務が5年以上で救急救命研修所に派遣されると言う流れです。 非常に長い時間がかかりますが、学費の心配は要りませんが、自分にいつ順番が回ってくるかわからない点、消防隊での勤務をしなければならないなど、あなたの希望に沿うかどうかはわかりません。 ただ、はっきりしていることは、消防に勤務すると言うことは、男性が圧倒的に多い職場の中で女性が数人・・・という環境です。 そして、消防と言う組織に組み込まれるわけですから、人事などの異動はどうしても付きまとうものですから、救命士だからといって救急隊に最初から最後までいられる保障はありません。 組織としては、救急でも消防隊でも救助隊でも、もっと言えば予防などの知識もありオールマイティーでこなせる職員が望ましいし使い勝手はいい人材です。 看護師さんになっても、人事での異動は当然あります。 救命センターに配置になればいいですが、他科に配置になった場合は葛藤が生まれる場合もあります。 長々と書きましたがもう1点だけ書かせてもらいます。 昨年あたりから、総務省消防庁と言うところで、女性消防官を増やす取り組みをしていますから、以前より採用されやすい環境にはなってきています。 あわせて、あなたは女性ですから、将来的に結婚などを考えた場合、お相手になる方が同じ市町村であればいいですし、転勤などがある方かも知れません、そうなった場合も考慮すると、看護師であればどこでも仕事が出来ると思います。 自分の将来の問題ですから悩むことは大切ですが、就職先の検討は人生の大きな問題ですから、同じく結婚や出産などのことも一緒に考えてみるといいと思いますよ。
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