官僚が一年の中で緩やかになる時期（月）はあるのでしょうか？ 霞ヶ関勤務の官僚（厚生労働省、国交省、環境省）の知人がおります。

たびたびのリクエストありがとうございます。 あまり詳しくかくと私の経歴がばれるのである程度一般的な話として。 まず、２年に一度の異動がある3、4月は忙しいです。 引き継ぎ、送別会、歓迎会、挨拶回りなど。 人事なら年明けから修羅場です。 通常国会は１月から始まり、5、6月に終わります。その間は部署により忙しいです。 これは先述しました。 7、8月は概算要求の作成でどの部署も大変です。 このあたりで臨時国会が入ります。 やはり部署により忙しいです。 9月あたりで少し暇になるかと思いきや、 官民勉強会などが入ったりします。 10月。 年末にかけて政局が始まると通常国会対策もあり大変です。 白書かく部署はこのあたりで勉強してないとアウトです。 11月。 年末にかけて内部監査をしたりするところが出ます。 12月。 通常国会のための予算案作成で財務省はピリピリします。 また、質疑応答のための書類作成はじまります。 秘書、官房がイライラし始めます。 １月。 召集にかけて内閣から指示が出ます。 余計な仕事増えます。 3月。 予算消化の状況が気になります。 会計検査院から指摘受けないような消化を求められます。 結局、暇になる時期はありません。 暇になると勉強したり貯まった課題に取り組みますから。 少なくとも本省庁にいる間は休みはないと思った方がいいです。 先述したスケジュールは、暇な部署に回された場合です。 本気で出世狙うなら休んでる暇はありません。 滅私奉公が当たり前ですから。 私も20代は一年に休み一日も取らなかった年が何年もありました。 今は厚生労働省がかなりうるさいのである程度休みとらされるようですが。 どうしても連絡取るなら、6月か9月。 昔はサブローチューという、369月が多少暇になったりするときがありました。 今は変わっている可能性がありますが。 参考になれば幸いです。 なお、補正予算案という、非常にめんどくさい仕事があります。 予算つくのはありがたいのですが、これがほとんど毎年あるために、官僚の9、10月が悲惨になります。 とくに最近は補正予算前提に予算組む気配があり、ますます仕事が増えています。