世間では同じ一つの会社を長く続けるのが良いと言う意見が多いと思うのですが、 例えば大卒で新卒で入った会社を15年続けて37歳で退職するのと、2年続けて24歳で転職するのでは24歳で転職の方が再就職しやすいと思うのですが、いかがですか? これなら一つの会社に長く勤めた人の方が不利だと思います。 35歳までは合わない仕事や会社を無理に続けるよりも、もちろん正社員としての勤務が前提ですが、いろんな会社に転職して合う仕事や会社と出会っていった方がいいのか? どちらの方がいいと思いますか?
何が良いか悪いかはその人が持つ価値観にもよるでしょう。 30年以上前と比較して「転職」という事がかなり一般化したとはいえ日本では「長く同じ企業に勤める事が美徳」というような風潮がまだあります。 一方で欧米では「何故1つの企業に30年も勤めているの?」という考えの方が多いです。 欧米では「優秀だとキャリアアップの為に他社に転職する」「優秀な人材は引き抜かれるのは当然」という事が普通なので、一部では「転職しない奴は無能」という見方もあります。 例えば今話題のベネッセですが 代表取締役会長兼社長の原田 泳幸氏の経歴をみてみましょう。 1972年 - 日本NCR(株)入社 1980年 - 横河ヒューレット・パッカード(株) 1983年 - シュルンベルジェ・グループ入社 取締役マーケティング部長、取締役ATE事業部長 1990年 - アップルコンピュータ・ジャパン(株)(当時) 入社 マーケティング部長 1993年 - 同社 ビジネスマーケット事業部長 兼 マーケティング本部長就任 1994年 - 同社 取締役マーケティング本部長就任 1996年 - 米国アップルコンピュータ社 ワールドワイドコンシューマーマーケティング/SOHO担当バイス・プレジデント就任(米国本社勤務) 1997年 - アップルコンピュータ(株)代表取締役社長兼米国アップルコンピュータ社副社長就任 2004年 - 日本マクドナルドホールディングス(株)、日本マクドナルド(株)日本マクドナルド(株)取締役副会長兼社長兼最高経営責任者 (CEO) 就任 2005年 - 日本マクドナルドホールディングス(株)、日本マクドナルド(株)代表取締役会長就任、社長及びCEO兼任 2013年 - (株)ソニー、(株)ベネッセホールディングス 社外取締役就任 2014年 - (株)ベネッセホールディングス代表取締役会長兼社長就任 6社経験されていますね。 日本NCRからアップルに転職した時点で41歳で部長です。 企業規模にもよりますが41歳で部長は外資ではちょっと遅いぐらいのペースです。 マネックスグループの松本大氏などは東大卒後にソロモン・ブラザーズ→GS(ゴールドマン・サックス)と転職し、31歳で同社最年少のゼネラル・パートナー(共同経営者)になっています。 日系の企業、例えば三菱東京UFJ銀行で東大卒であっても大学卒業後8年の31歳では取締役にはまずなれません。 ご質問者様の例でいえば 大卒で新卒入社で15年勤続し課長、次長、部長職等の役職でその職種や業界に対する経験値・実績がある場合→同業種や場合によっては異業種への転職は問題なく可能です。 一方で新卒で2年務めた人が再就職しやすいか?という事ですが、他の方も回答されていますが「第二新卒」という意味では転職はし易いですが、あくまでも「新卒」と同じような扱いで、その転職によって給与が大幅にアップする事はありません。 単純に「若い労働力」としてのニーズがあるだけで、その人が持つ「2年」の経験が「転職」に及ぼす影響力はほぼ皆無と言っていいでしょう。 要は転職して色んな会社を経験していても、単なる「向いてないから」「労働環境が良くないから」というような理由で転職を繰りかえす「ジョブホッパー」では37歳の時点で転職の選択肢は限られるでしょう。 一方、15年同じ企業に務めていても「15年のキャリアをその企業内で明確に築いた人」と、「ただ単に何の向上心もなく同じ仕事を15年した人」では状況は異なるでしょう。 参考までに私は現職が外資で過去に日系上場企業と複数の外資を経験していますが、扱う商材・業界は違えど「セールス部門」で一貫してキャリアを築いてます。 上場企業で28歳・主任の時に最初の転職、米系外資に転職し28歳で最年少の部長代理、その後さらに日系企業でシニア・マネージャー(上席課長)、ディレクター(部長)になったのは前職で34歳の時です。(従業員250人規模の小規模外資ですが) 現在40歳を過ぎてますが、常に「営業系」の「管理・マネジメント職」でのオファーが多々あります。 他の回答にもありますが転職マーケットでは「経験年次」など関係なく「その人が持つスキル・実績・経験」が全てです。(もちろんそういう事はあまり関係ない新卒採用重視の日系企業も未だに多々ありますが・・・)
日本の場合ですが、今は第2新卒の採用も多いので、新卒後1~2年で転職もしやすくなってきていると思います。 もしキャリアアップ・お給料アップの転職であれば、最低1つの会社で3年以上働いていないとアップしません。1つの会社で最低5年と言う人もいます。 一般的には違う業界業種への転職は30歳を境に厳しくなります。 「未経験OK」と記載がある場合、ほとんどは「20代の若い人」を指していることが多いらしいです。 海外では、お給料アップのために妻子持ちのお父さんが何回も転職するのは当たり前。就職してわずか数か月後には次の会社へ転職するのも当たり前。転職してすぐに妊娠、1年もたたずに出産、しっかり産休もらって復職したママも当たり前。・・・という日本ではあまり考えられないことも当たり前な国もあります。 日本人は保守的で環境が変わることをよく思っていないんだなあと思います。 新卒で入った会社で15年働いて転職する人と、自分のやりたい仕事を求めて転職を繰り返し15年経った人。 もし、前者が37歳課長だとするなら、管理職の転職では有利だと思います。 後者は転職を繰り返して37歳平社員だとするなら、自分のやりたい仕事に就くことはできて満足。ただし、課長など管理職になるのはまだまだ先の話かなと思います。 どっちがいいかは人それぞれなのでは。 人生一度限りなので、他にやりたいお仕事があれば転職してみてもいいと思います。
こんばんは。 就職に関しては質問者様の言うように若い方が有利だと思いますが、 転職に関しては年齢はあまり関係無いと思います。 何故かと言うと転職に求められるのは即戦力だからです。 僕は24歳新卒2年目IT企業勤務です。まだぺーぺーです。 現状、僕を欲しがる会社なんてないです。 離職率も高い会社ですが、辞めていく人達は年齢関係無くほぼ優秀な人ばかりです。 ところが、逆に中途で入ってくる人達は更に優秀な人が多いです。 一口に転職といっても、「キャリアアップ」とか、逆に「ブラック会社だから」等、個人の理由は様々ですが、企業側が求めるものそれは年齢では無く、実力だと思います。
もし同じ37才でも、1つの会社にずっといた人と転職を繰り返した人どちらを採用したいですか? 年齢と勤務年数は別問題であり、比べるベクトルが違います。 転職してるうちに合う仕事が見つかったというのも良いと思います。ですが最初に合った仕事に就ければ最高ですよね。転職すると大抵給料は下がりますし、1つの会社にいた方が出世は早いでしょう。 だから1つの会社に長くいることが良いとされています。 ただ人それぞれなので本人が幸せなら、どちらでも良いと思いますね。
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