監査法人は「個人事務所の集合体」と言われることもあり、双方の規模が同じであれば、余程トップの力が強大で全体を刷新するようなことをしない限り、合併をしても互いの部署間での融和は少なく、それぞれの事務所の色が残ります。 ただ、太陽は監査中心でかつ規模も国際色も優成より圧倒的に大きい、対する優成は非監査に力を入れておりかつワンマン経営な体質が強かったところです。個人的に両者が合併するという話が去年の10月に突然出た時は驚きました。 両者の合併は、Big4が抱えるような"超大手"企業の監査を受嘱できる体制を作ることとされています。単純に人員確保が目的であれば、ワンマン経営であった優成から人材だけ引き抜いて太陽の側に取り込んでしまうような形になると思われます。逆に非監査領域の拡大が目的であれば、優成の色も残ると思います。
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