有機合成薬品工業株式会社はブラック企業ですか。

この会社はもともと日本たばこの資本が入っていました。 しかし、今は二プロというジェネリック医薬品や医療消耗器具で名をはせている企業グループの一員になっています。この企業は人件費をかなり抑制しつつ巨利を得て、企業買収も活発で短期間で巨大化をなしとげてきたツワモノ企業です。「医薬品バルク」と呼ばれる医薬品の原料となる化成品を合成するのが本業です。 なので、化学関係の技術者（博士号をもっているような人たち）や現業職（プラント操業者 いわゆる化学土方とよばれるブルーカラーの人たち）が社員構成で中心となっていると思います。 現業職で入社されるなら、化学薬品で大怪我したり、爆死、高圧力ガスによるなんらかの怪我やタンク内で窒息死したりする可能性があり、24時間操業の3交代、2交代勤務という環境であれば ブラックといえなくないかもしれません。 ヤフー ファイナンス（株式投資への情報提供）では 社員数250人（単独）、平均年齢42歳くらい、平均年収490万円となっています。 化学という勤務、拘束時間が長い業種の特徴をかんがみても、年収からみればかなり安月給で働いていることになりますね。 たしかに医薬品バルクは日本では経営経済的に成り立ちにくい業種になっていることは事実です。インド、中国、ベトナムなどの新興国で盛んな業種です。なぜなら公害対策が甘く、人件費は安く、事故保証も安く済むためです。また化学の力量を結構これらの国でも持ち合わせていたことも事実なためです。（日本の上から目線ですが。。。） これに対抗していくには それなりに業界も会社もブラックな環境でないと成り立たないです。（TPPが成立すればなおさらです。） 総じていえばこの会社に限らず、医薬品の原料を扱っている製造会社、商社はブラックと思っていただいて間違いないように思います。