土木科の女性の就職について。

大学の土木系の学科を志望されるのであれば以下の様に回答します。 女性の場合は、結婚や出産、子育て等のライフイベントがあって技術者としてのキャリア形成が課題だと思う。 若いうちは大きな組織に所属していたほうが、キャリアアップには有利だが、転勤が多いなどのデメリットもあります。若いうちは大きな会社で経験を積んで、結婚などをして転勤が難しくなったら地域の会社に転職するのも一つの道です。 ①ゼネコン 最大手なら、待遇は良いけれど全国展開しているから、転勤が多い。設計等の内勤の仕事ばかりも限らない。昔であれば、最大手のゼネコンを除いて、施工管理の仕事で女性を採用していなかった。(変わってきたのはこの10年の話でしょう。)施工管理の仕事でも女性の技術職を雇うようになってきている。ゼネコンに行くのであれば、設計等の内勤の仕事だけでなくて、施工管理の仕事も経験するのが普通です。 ゼネコンと言っても、スーパーゼネコンと言われる会社から、地方ゼネコンまで会社の規模が違うものがあります。大きければ技術力も高いことが一般的で、就労環境も良いのでしょうが、転勤が多いです。 ②建設コンサルタント これもピンキリでしょう。最大手から限られた地方でしか、活動していないような零細企業まで様々です。最大手なら技術力も高いし、給料や労働条件なども良いでしょう。小さくなると厳しくなる傾向があると思います。 ③インフラ（JRとか？） JRの場合は、ポテンシャル採用かプロフェッショナル採用かどうかで異なります。待遇は悪くはないでしょうが、転勤は覚悟した方が良いです。 ④公務員 国家公務員総合職、一般職、都道府県、政令市、市町村等いろいろな規模の官公庁があります。これも一概に言える話ではありません。国や都道府県の公務員なら転勤はあるでしょう。 ⑤不動産 不動産の営業みたいなものをイメージされているのであれば辞めたほうが良いです。大学で学んだことがほぼ役立ちません。都市再開発などの仕事をしている会社の土木職であれば以下のデベロッパーで回答します。 ⑥ディベロッパー 三菱地所設計等の最大手を考えているのであれば就職の難易度は高いです。 あなたは、元請（官公庁等から直接仕事を受注する）の仕事のみを上げているように思うのですが・・・・有名な大学でなくて下位の大学の土木系の学科であれば、必ずしも就職先が元請とも限らないでしょう。下請けの、専門工事会社だったり、設計会社でも下請け専業のところなども就職先になるでしょう。