MPL とは、これまで航空大学校で行われていた訓練方式、 小型機による約1年6ヶ月にわたる、事業用/多発限定/計器飛行証明の取得訓練の後、航空会社に入社してシュミレータによる限定変更訓練を経るなどして 約2年6ヶ月をかけて実運航機による路線訓練に投入されていたものを、 小型機による訓練を5ヶ月に短縮して、その後はシミュレータを使用しての 大型機(2人操縦機)による訓練を行って上記と同じ資格を取得後、路線訓練 投入までを約2年弱に短縮する訓練方式です。 MPL 方式の訓練を航空大学校で行うとなると、大型旅客機のシミュレータが 必要になりますが、導入にはかなりの無理があると思われます。 そこでシミュレータ訓練を航空会社に委託するとなりますと、自社養成と 大差がなくなり、基礎訓練を米国のフライト・スクールに委託していたのと 同じになりますので、航空大学校がその地位を受け入れられるのか?大いに 疑問です。 恐らく訓練体系の大幅な改革が行われるような予感が、などと勝手な想像をしております。
航空大学校の就職先を見ると、「ANA、ANAウイングス、Peach」が2/3近くとなり、JALに行く人は5・3%(6年間で21人)しかいませんね。 http://www.kouku-dai.ac.jp/cgi-bin/upload/shusyokuR0404.pdf 他回答にある通り、自社養成がいちばん多いのですが、次は桜美林大学のパイロットコースでしょう。学費2000万円とかですが。 https://www.obirin.ac.jp/flight-operations/ https://www.obirin.ac.jp/flight-operations/news/2021/q4ks4f00000015ly.html
JALは自社養成訓練生を年間に60名程度採用していますので それだけでも充分にやって行けるようです。 航空大学校からはこの数年間は採用していないと思います。 MPLと言う新しい制度の副操縦士として働く事が出来るライセンスが 数年前に設定されましたので、訓練費用と訓練期間が節約できるようになり 自社養成訓練生を増やしています。 MPLは自社養成訓練生しか取得する事が出来ないライセンスですが、 航空大学校も訓練内容を変えてこの制度が採用できるように準備を 行っていると言う事です。 訓練機材を変えたりしなくてけないでしょうからそう簡単には 行かない様です。
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