JALの希望退職でタクシーの運転手を奨められているって本当ですか？

私も『アエラ』で読みました。本当らしいですね。 ただ、対象は操縦士というよりも事務職、地上職の方なのでしょうけど。 タクシーの運転手は世間一般の想像よりも厳しい仕事ですよ。 東京の複雑な道、日本一広範な営業区域をインプットし、客の要望に応じて瞬時にアウトプットする。 さらに、乗る客は様々です。あらゆる問題も自分ひとりで解決する覚悟が必要です。ヤクザなお方を相手にしても。 確かにタクシー運転手になることは難しくはありませんが、そこで成功する、または長続きする人間はそうは多くはないのが事実ですね。少なくとも東京では。 実際、私と同じ年度に入社した約20人のうち、一年後に残っていたのは私ともう二人だけでした。 当時、年収は平均500万円前後で条件は決して悪くはないのですが、要は精神的にキツイとのことでした。 ですから、JALの方々も無事に2種免許を取得してタクシー運転手としてデビューしたとしても、いくら優秀な方々でも志がきちんとしていなければすぐに翼は折れるでしょう。