ブルドーザーなどのキャタピラーで動く重機には ハンドルは無いのですか？

あるといえばありますよ 型の古い クローラーダンプなら どっかに写真あるかな～と思って探したんですが見当たりませんでした 確か 日立のクローラーダンプだったと思います ブルドーザー他クローラー式の走行操作レバーは色々な種類があります コマツのブルドーザー ⇒ 左手でレバーを傾ける（又は回す）と 曲がる ＣＡＴのブルドーザー ⇒ コマツと同タイプ / 右手の指で小さなレバーを引く（人差し指と中指それぞれが右、左） 各社バックホー ⇒ レバー二本あり手で操作する取っ手と 根元に足で踏むペダル形状のものがある コマツクローラー ⇒ Ｔ字レバーと呼ばれる 一本型 捻ると曲がる 日立クローラー ⇒ 昔はハンドルタイプもあったけど 今は 二本レバー と 結構バラバラです ハンドルタイプが少ない構造的な話をすると クローラーが曲がる仕組みは 左右の回転速度の違いで曲がるわけですが 昔は其々を別々に操作していました バックホーに関してはその状態が維持されていますが ブルドーザー 、クローラーダンプに於いて 片方のクローラーを完全に止めて曲がる動きはクローラーに非常に負荷がかかり消耗が早まるために基本やってはいけない動作です その為、一本のレバーで操作し全開で曲がろうとしても完全には停止しない仕組みが現行では主流です ※バックホーでは足を浮かせて動かす動作があるので完全に片方だけを動かしたい場合がある では、なぜハンドルタイプにしないのか？ これは、日立のハンドルタイプも同じでしたが バックした際の操作が 車とは逆になるためです イメージの問題ですが 車は 右に曲がる時にハンドルを右に バックで右に曲がるときも右に回します しかし クローラーの場合は 全身時は車と同じく右に回す（傾ける）で右になりますが バック時には 右に傾けると左に曲がります なんでこんなことになるのかというと 現在は電子制御なのでなんとでもなりますが 先述の通り昔は其々のクローラーをレバー一本で制御していました その為その動きになれてしまっているからだと思われます そして ハンドルにしてしまうと 車の感覚でバックするために左右が逆になり混乱する 以上のことから 日立でもハンドルタイプを辞めたのだと思います ちなみに 蛇足ですが キャタピラーというのは ＣＡＴの商標で クローラーが三角形になっている物です 汎用的には クローラー 日本語では 履帯 と呼びます