今の就職事情はどのくらい酷いのでしょうか？

○高卒の場合は基本的な学力を持ち社会常識やマナー、勤労精神等を備えた社会に出る準備の出来ている生徒には就職口がちゃんとあります。地元の田舎の偏差値４５レベルの商業高校でも求職７０人に対して求人は３５０人ありました。 ○大卒の場合はマチマチです。 ☆地元の国立大学工学部（Ｈ２３年度／資料：同大学ＨＰ） 卒業：５４０人 進学：３５１人 就職：１５６人 （同）博士前期修了 修了：３６０人 進学：１４人 就職：３２６人 ＊修了者の８割程度が一部上場大企業 ☆大東亜帝国レベルの文系大学（資料：日経進学ナビ）２０１０卒 卒業：２７２７人 就職：１４１６人 進学：２８６人 ☆中堅私立工業大学（資料：日経進学ナビ）２００９卒 卒業：１８８５人 就職：１３８５人 進学：２７９人 文部科学省学校「基本調査」速報 人文系 進学：８．５％ 就職：５８．４％ フリーター：６．０％ 無職：２５．２％ その他：２．０％ 社会系 進学：５．３％ 就職：６７．７％ フリーター：２．３％ 無職：２１．８％ その他：２．９％ 工学系 進学：３８．０％ 就職：４９．４％ フリーター：０．７％ 無職：１１．２％ その他：０．７％ ※理系の就職は結構いいです。逆に文系が酷い状況です。理由は、理系の場合は専門能力を獲得している場合が多いのに対し、文系の場合、採用は営業等のコミ力重視の職場が多いので適性が無い場合は就職が困難になる。特に優良な文系の専門能力が無い場合は能力的に高卒と大して変わらないし、かえって４年歳食っているので高校新卒より不利。だから、場合によっては高卒正社員の下で非正規社員として工場などで働く場合もある。 よく漠然と大学に行って自分探し等と言う人がいるけど、そうそう社会は甘くないですよ。希望の職業等の具体的な目標を持ち、その職業に就くのに必要な能力を得るために大学に行った方が有利。