専門学校から航空整備士 私は現在高3で、将来航空整備士になりたいと思っています。 それで、専門学校に行こうと思うのですが、専門学校から航空会社に就職した場合ずっと整備をし、大卒は

こんにちは現役の整備士です。まず始めに現状では、専門学校から航空会社には入社できません。航空会社は大卒以外の技術系の採用はしていません。専門学校からは航空機を整備する会社に入社になります。大卒で整備会社に入社する人もいますので整備会社という前提で話を進めます。整備は大きく分けて３部門に分かれます。取り下ろしたエンジンや油圧ポンプ、各種電子装備品などを取り扱うショップ整備。車でいえば車検や分解整備に相当する定期的な重整備を担当するハンガー整備。日常的な運航整備をするライン整備に分かれます。私はショップ整備の経験が無いのでそれ以外の２つについて説明します。専門学校卒も大卒も最初は基本的な訓練を、専門の訓練所で数カ月間学びその後各職場に配属され厳しい修行が始まります。最低３年間現場で経験を、積み一等航空整備士を受験します。これが約２年半位の長い道のりで、その後、数年してライン確認主任者になります。だいたいこのあたりから、支店に行ったり整備技術部と呼ばれる間接部門や訓練部に行ったりしますが、専門学校卒も大卒も同じように移動します。大卒でも定年まで現場にいる人もいますし、専門学校卒でも若いうちからずっと間接の人もいます。ただ技術部からボーイングの工場に駐在している人などは英語力の関係で大卒です。一般に大卒の人は、早く管理職になるので直接工具を使って整備をする機会から遠ざかる傾向にはあります。 技術系大卒で航空会社に入社した場合は、わりと早くに間接部門に異動しエンジニアとして会社の頭脳となることが多いです。