エンタメ業界「制作管理」の仕事について 私は今大学3年生で、志望する会社を探している最中です。

広告関係の仕事をしているものです。 少々入り方が誤っている気もしましたので知っている限りでお話しを。 芸能事務所のマネージャーは質問主さんに向いているかもしれません。タレントなどのマネージャーはそれこそ主業務はタレントのスケジュール管理です。プラス更に必要な要素としてそのタレントを売り込む営業力とメディア側の担当者などとのコミュニケーション能力といったところです。芸能事務所のマネージャー業務は専門的な能力はあまり必要ありません。 具体的な就職先は既にご存知かと思いますが、吉本興業やオスカープロモーション、ホリプロ、ジャニーズ事務所などでしょう。この辺の大手は基本的に六大学以上じゃないと厳しいかもしれません。 誤っているかもしれないというのはCygamesやアニメ制作会社の方で、こちらは制作管理が得意だから就職できるという訳ではありません。例を挙げますと、こういった制作会社の制作管理をする人間は概ね「プロダクションマネージャー」と呼ばれます。このプロダクションマネージャーは制作管理の人間として就職してくる訳ではないのです。 Cygamesであれば基本業務はゲームの制作でありそのプログラミングやシナリオ制作などです。当然、制作として就職する人間はプログラミングのスキルを持った人々で、新人としての下っ端からAD、ディレクターと業務範囲、責任が増えていきます。このディレクターあたりから派生していくのがプロダクションマネージャーです。 なぜなら、ゲームの制作進行管理をするのには、そのプログラム作成にどのぐらい時間が掛かるか、人数が必要か、費用が必要かなど知識がないと管理できないからです。故にプログラマーやシステムエンジニアと呼ばれる人たちがステップを踏んでからプロダクションマネージャーになるのです。 アニメ業界もアニメーターなど専門職の方がプロダクションマネージャーという制作管理になる場合が多いです。 比較的専門職ではなくてもプロダクションマネージャーになれる業界としたらテレビ、映画などの映像系かなと思います。映像系は就職時に専門スキルがなくともADと呼ばれる使いっ走りからディレクターと現場で仕事を覚えていく業界だからです。 この業界の就職先は誰もが知っているフジ、TBSなどのテレビ局、松竹、東映などの映画制作会社、共同テレビジョン、ケイマックスなどな番組制作会社などでしょう。 もうひとつアドバイスてしては就活時の面接などで質問主さんの長所と言われている「細かいところに気がつく」「スケジュール管理能力」というのはその言葉だけではあまり役には立ちません、具体性がないからです。 何かそれを裏付けるような実績や事象をつけて説明した方が良いと思います。 例えば、学園祭の実行委員長としてこんなことをした、とか、映像研でこういうものをこのぐらいの期間で制作してそのディレクションと制作管理をした、などです。 まだ少し時間はあると思いますので色々調べてみてください。いずれ質問主さんの長所を活かして何かすごいものを作られる日が来ることを期待しています！