私は教育大4年の学生です。今回教員採用試験に不合格となってしまい、小学校(可能なら特別支援学校)で常勤講師として働きながら、次の採用試験に向けての準備をしようと考えています。 しかし、インターネットなどで情報を集めているうちに、教諭と常勤・非常勤講師との間に大きな格差があると知りました。学校によって異なると思いますが、教員採用試験に合格している教諭の方が研修等の支援環境が整っており、対して常勤講師は業務の内容が教諭と同じであるにも関わらず、支援が殆ど無く、右も左もわからぬ状態で担任を任せられることもあると聞きます。 また教員間において、「講師」を下に見る風潮があると聞きました。何か意見をしても「講師の分際で」と一蹴されたり、子供やその保護者に対して「この人はバイトみたいなものなんで」と紹介されたりといった実例を見ると、これから講師として働くことに大きな不安を感じてしまいます。もちろん、これらはネット記事なので、脚色や虚偽も含まれているかもしれませんが、それでも、現在の講師を取り巻く環境は良いものではないと思います。 そこで、現在教師をしている方に質問です。実際の現場では講師はどのような扱いをされているのでしょうか。また、「教諭」と「講師」との間に格差・差別を感じることはあるでしょうか。 加えて、教諭をされていない方は「講師」に対するイメージを教えてください。 長文失礼しました。回答よろしくお願いします。
東京電機大学を卒業して、大宮開成高校本採用教諭等9年、埼玉県の中学校に代わり合わせて39年数学を教えて、教務主任で満期定年退職した元教諭です。 私は、私立、二松学舎大学附属沼南高校の講師や、埼玉県立栗橋高校の講師なども経験しました。 公立学校は、中学校ではありましたが、沢山の先生の面倒をみたこともあります。 あなたの言う臨時採用職員は、例えばさいたま市の場合、翌年に教員採用試験を必ず受験する期待のもてる人材から採用して、給与も当然通常の正規採用の職員と差別なく支給されて、採用されればその経験給与も生かされます。 ここで、むしろ担任をして実力を見せる場と捉えるべきです。 校長も担任経営が思わしくない教諭よりも新鮮な感覚のある若手を好んで担任につけます。 教育委員会指導課の職員は、あなたのことを観察しています。 無事に学級崩壊を起こさずに乗り切れば、概ね翌年の採用試験に合格です。 校長先生も推薦状を出してくれます。 しかし、学級崩壊を起こせば、翌年いくら頑張って教員採用試験を頑張っても筆記がいくら良くても不合格です。 ですから、1年間教育委員会で様子をみられています。 講師に対する差別は、基本的に中学校では、ありません。 部活指導も積極的なほうが好感が持てます。 小学校でも概ね、差別はありません。 もし差別があれば、校長に言いましょう。 それでも、あるなら教育委員会に言えばよいです。 問題のある教諭は、校長が指導します。それが仕事ですからね。 公平・平等です。教諭は、時間外労働が多いですが、子どもを育てる喜びのある仕事です。 夢のある仕事です。あなたのことを祈らせてもらいます。
皆様回答していただきありがとうございました。 これから講師となるということに対する不安と焦燥に駆られていましたが、皆様の回答を拝見させていただいて幾分か解消されました。 まずは経験を積む機会を与えていただいたと考え、子どもたちと真摯に向き合って教職に携わっていきたいと思います。 改めて、回答してくださった皆様、本当にありがとうございました。 一人前の教員になれるよう努力します。
保護者の立場です。 講師はバイトの身分と思っています。 特に非常勤講師で、他校との掛け持ちで、授業がある日だけ学校にいる先生は、パート、アルバイトとなんら変わらない感覚ですね。 正直、試験に落ちた半人前の先生と、正規雇用の一人前の先生という認知をしてしまいます。 申し訳ないですが、そこからのスタートです。 あとは、その先生の頑張りで一年後「案外と講師の先生でも良い先生だったな」って思えるか否かです。 ですが、それって仕方がない事ではないでしょうか。 別に教師に限らず。 医師を目指し、国家試験不合格であれば、医師の補助者として働く場合は給料から待遇から違って当然でしょうし。
今は教員なる人が少ないので、講師として働く場所はいくらでもあります。 あと差別なんてありません。 だからこそ担任とか任されるんでしょう。 差別していたら、担任なんてもたせません。 まぁ大卒すぐに担任を任せることはないですので、ご安心を。
教育学部なら、卒業後は、先生職に就くのがベストでしょう。 採用試験に不合格なら、常勤講師に就くしかないでしょう。 貴方が記述されているような差別は、実在します。 しかし、それに不満を持っても、どしようもありません。 講師登録をして、 定数内の常勤講師OR 時間講師の非常勤講師 のどちらかに就くしか、ありません。 何方に就いても、功罪半ばします。 前者に就いた場合、担任を任されることになります。 こうなると、大変です。 採用試験勉強に、支障が出るからです。 特に、一学期の家庭訪問時などは、大変です。 また、担任と言うものは、学級の全ての責任を持たなければなりません。 学級崩壊など、もっての外です。 学級崩壊させた講師は、採用試験に合格出来ません。 校長が、(講師に無断で)人事主事に人事考課を上申しているからです。 こんなことになるのなら、非常勤講師になって、採用試験勉強に集中する方が、遥かにマシ、と言うことです。 私は、常勤講師の道を選びました。 ただし、担任業務と採用試験対策の両立は、極めて大変でした。 しかし、必死に頑張って、採用試験にも合格出来ました。 私は、校長に気に入られていた点も、合格に有利に働いたのです。 つまり、現場校長に気に入られる努力をすることも、採用試験対策の内ということです。 参考にしてください。 成功を、祈ります。
お気持はわかります。ただ、あまり気になさらずに、というのが本音のところです。 今でこそ、採用試験の倍率は下がりましたが、以前はとても高倍率でした。よって臨時的任用講師を経験せずに、新卒で正式採用の教諭になる率は高いものではありませんでした。よって、現在の教育現場でも、講師を経験していない教員は少数で、実感2割程度のイメージです。 よって「講師の分際で」なんていうおばちゃんはいるかも知れませんが、自らも講師経験者で、「私のころは…」という持論の持ち主です。多くの現場、教員は同じ仲間という思いで接してくれると思います。 給与面では、初任給で5%程度の差があるイメージです。ただ、その差は経験を増すごとに拡大しますが、同一労働同一賃金の考え方方から、頭打ちの年数は延長しました。 研修に関しては、初任者研修が法で定められ、それを実施しなくてはなりません。よって、正式採用の初任者には研修が義務付けられ、講師には研修がないという不合理が生じますが、そもそもコンプライアンスが根源です。わからないことは、丁寧に教えてくれる仲間は必ずいると思います。 以上、不安があることはわかりますが、ネット上の情報を思い込む必要はないと感じます。(私の投稿もネット情報に違いはありませんが) 教員という仕事は、裁量権が大きく、やりがいのあるものです。 もちろん、臨時的任用講師であっても、保護者や子供にとっては同じ先生、 大変ではありますが、意識を持って頑張ってください。 あなたの謙虚な姿勢は、今後の教員生活に有効であると感じました。
小学校の管理職です。 当地では、常勤講師の制度はなく、臨時的任用教員の常勤は産休育休代替などしかいません。 代替教員なので、授業、担任も、校務分掌も、全て「教諭」と同じ働きを求められます。 ただ、正規教諭ではないので、初めての担任でも初任者研修などの法定研修はないのは事実です。 (産育休代替教員の研修はちょっとだけある時もある。) まあ、1-2年でいなくなるので、重い仕事、責任者などはさせない学校も多くあります。 特定のクラスを数時間だけ持つ時間講師はいますが、校務分掌もありませんし、授業時間後に別の仕事で拘束されるわけでもありません。 まさしくバイトですが、授業を受け持つ責任としては同じですが、学級担任ではないので、「理科の先生」「家庭科の先生」などの存在なのは仕方ありません。 講師は掛け持ちの方も多いので「学校の都合で迷惑をかけてはいけない相手」ですね。
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