現在高校2年生です。 私は将来国際協力の分野の仕事(国連機関やJICAなど)につきたいと思っています。そこで大学は外国語大学に進学したいと思っております。 しかし、一言で外国語大学とはいえ、選べる言語がたくさんあり、正直どれを選べばよいのかかなり悩んでいる状態です。 国際協力の中でも、飢餓問題や女性の権利回復のような分野に興味があり、できればそのようなところで役に立てるようになりたいと思っているのですが、そのためには自分の行きたい国の言語をとるべきか、それとも国連公用語の中の言語など、世界的に通用する言語をとるべきか……そのあたりのことに知識がある方がおられましたらぜひ教えていただけたらうれしいです。 ちなみに今わたしが興味があるのはアラビア語・ビルマ語・デンマーク語です。しかしこの3つでなければだめというわけではなく、他にもいろんな国に興味があります。 志望大学は今のところ、大阪大学にしていますが、東京外国語大学も気になっています。 阪大と東京外大、どちらをとるべきかもアドバイスいただけると幸いです。よろしくお願いします。
こんにちは。 たぶん考える切り口がいくつかあると思います。 一つは、国際協力のお仕事といっても、関係する機関の中で働くか、できるだけ現場に出る仕事にするのかですね。 また、特定の国や地域を中心に考えるのか、ある「テーマ」を中心に考えるのかでも違ってくると思います。 更に別の角度からみると、語学を勉強するといっても、まさに言葉だけしか習得できていないのと、言語を通じて国や地域の歴史、政治、現在の経済などを含めた「全体」をちゃんと理解しているのとでは、まったく違いますね。 まだ高校2年生で、「飢餓問題や女性の権利回復」という比較的幅のある分野に関心があるとのことですから、まずは、大学、特に学部の段階ではあまり絞り込まず、大学に入ってからの勉強に応じて選択が可能なように「余裕」を持たせておくことが良いのではないでしょうか。 また、かりに国際機関に行こうとなると、正直言って、日本の学部卒程度の知識・経験では太刀打ちできませんので、できれば修士課程への進学辺りは視野に入れておいたほうが良いかと思います。 以上をまとめると、 ○言語としては、英語がちゃんとできることは当然の前提として、その他はできればフランス語、最低でも国連公用語が良いかと思います。 → 少なくとも、ビルマ語やデンマーク語から、問題関心を広く展開することは難しいのではないでしょうか。 ○大学については、(受験の偏差値的なことは別として)国際協力や国際関係についての厚みや大学院への発展性を考えると、東京外大よりは大阪大学の方が選択の幅があって良いのではないでしょうか。
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