警察事務官について 例えば、痴漢被害にあったときに被害者から話を聞いて書類を作成するのは警察事務官なのでしょうか？

警察の事務職員は司法関係の職務には関与できません。 刑事訴訟法による司法警察職員（司法警察員と司法巡査）でないからです。 被害届や実況見分、被疑者の取調べ、供述調書の作成等、捜査に関係する分野は司法警察職員たる警察官の仕事となります。また死体検案や解剖、当然ながら被疑者の逮捕・拘留関係にも携わりません。 警察官も事務職員（一般職）も各都道府県警察に所属する地方公務員ですが、特殊な仕事に就く警察官とは相違し、一般職員は県や市の事務職員と同一にとらえてよろしいと思います。 市や県の職員と同じといっても、やはり仕事場が警察なだけに一般職員にも特別な仕事はあります。 指紋等鑑識資料の整理・保管・活用、運転免許関係、採用業務、犯罪統計や一般職でも技術系は航空機整備、音楽、船舶運用、騎馬管理、自動車整備等広範囲に及んでいます。 （カラーガーズ隊員に一般職員がいます、ただし女性のみ！） ただし基本的には、庶務、総務、広報、被服管理、会計（予算）管理、人事管理、庁舎管理、物品管理、渉外等がその分野です。 採用は原則として「警察の事務職員」として単一の採用試験が行われます。 （採用と同時に都道府県警察職員「主事」となります。神奈川県は事務吏員といっています） 県や市の職員として一括採用し、希望や適性で各部局に振り分けるタイプでも、消防では一部の市であるものの警察は聞いた例がありません。