地方国立大・工学部に在籍しているものです。

先ず、外務省に入省するためには、一般職の大卒採用は、営繕(在外公館の新築、維持管理)とか通信(外務省の通信システムの開発、管理)とか特殊な分野なので、ここでは考えないとすると、総合職か専門職の二つになります。 1. 大学の専攻に関係無く、試験に受かって採用になれば良いので、問題は、ありません。最近は、外交の分野でも、地球温暖化とか理科系の知識が必要な業務が多いですから、理系に対するニーズは、有ります。頭から諦め無いで下さい。 2. 総合職の場合、数年前の採用大学は、東大(13)、慶應(4)、早稲田(3)、京都(3)、神戸(1)、一橋(1)、King’s College London (1)でした。確かに東大、慶應、早稲田、京都の卒業生は、多いですが、特定の大学からしか採用しないと言う事はありません。応募者は、総合職試験で500名に絞られ、実際、外務省を官庁訪問するのは、多くても200人くらいなので、数千人が押し寄せる大企業と違って学歴フィルターは有りません。試験区分では、法律(12)、経済(4)、政治・国際(1)、教養(5)、行政(4)で、法律区分が多いですが、過去に理科系区分からの採用者もいましたし、理系の学生が非理系の区分で採用になった事もあるかと思います。 総合職が難しいのは、国家公務員総合職試験に受かって、更に、官庁訪問の面接で合格しないといけない事です。大学で差別する事はありませんが、面接でどうして外務省を志望するのか、厳しい外国での勤務に耐えられるかを吟味されます。 専門職については、外務省が独自に行う外務省専門職採用試験に受かれば、採用されます。大学、学部専攻は、関係ありませんが、試験内容は、文科系に有利です。総合職、専門職何も、最近は、在学中に予備校に通う人も多い様です。 3. 語学力は、最近は、英語に関してTOEFL ibtで100点以上が望ましいとされています。これは、ハーバード大に留学出来るレベルですので、相当レベルが高いです。しかし、実態として、合格者全員がこのレベルでは、無いようです。 4. 経験者採用は、即戦力を期待しますから、当然、直ぐに海外でバリバリ仕事が出来る人材ー海外勤務経験者になると思います。 試験科目や理科系の採用などについては、ネットで外務省の募集パンフレットをよく読んで下さい。