大学の就職課へ行けば、先輩の就職先を分類したファイルがありますから、自分でファイルを手に取り、斜め読みしてみてください。言語文化学部卒でも、専攻を直接的に生かさない就職をしている人が多数派であるはずです。可能性の幅は広いという意味で心配はいりませんが、具体的にあなたに就職先があるかどうかは、あなた自身が独自の準備をする覚悟が必要です。4年後にあなたの何をアピールするか、という問題。 言語文化学部在籍だから言語学関連の講座しか選択できないわけではありません。ですから初歩的な作戦としては、言語学関連の講義は必修だけに限定し、可能な限り政治・経済・法学の講義を幅広く選択するようにします。世の中の仕組みを学ぶという視点。言語学だけ勉強して就活しても相手にされないことくらい、新入生でも想像できますよね。赤の他人にあなたの成績証明書を見せたとき、関心を持たれるような書類を作る。 東外大が提供する社会科学系の講座は、いずれも入門編に過ぎませんから、世間から相手にされるようになるためには、分野を狭めた上で、もう少し深く独学しておいたほうがいい。あまりキャンパス内に閉じこもらず、他大学と交流する時間を確保し、刺激を受けることも必要です。 国際系の仕事といっても、例えばJICAの専門家というのは、大学の専門学部卒、院卒で、職業経験を20~30年積んだような中高年が派遣されます。現地の高学歴カウンターパートとの間に「先生と生徒の関係」を作るわけですから、外国語学部卒にはかなりハードルが高い、というか畑違い。JICAを狙うならば管理部門かな? わたくし的には、JICAに関心があるからJICAに就活をかける(=JICAの正規職員になる)のではなく、国家公務員上級職を狙い、どこかの官庁に入り、長いサラリーマン人生の中で一定期間JICAの仕事をこなし、さっさと本省に戻るのがお勧めですけど(意味わかるかな?笑)。 外務省専門職なら、いくらでも先輩がいる。ただし、外務省に限らず公務員試験というのは、語学の試験より法律の試験が難しく、東外大が提供している法学関連の講義、ゼミ全てで優の成績を取ったところで、公務員試験対策には歯が立ちません。大学の外で民間が提供しているセミナーに参加し、勉強することになります。 東外大でがんばれば、いくらでも就職先がありますから、気後れする必要なし。前進するのみです!
ありがとうございます!一度就職課へ行ってみようと思います。後悔するより、自分の能力を上げられるようこれから頑張ります!
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