大手SIerはビッグ5とメガSIを指します。 ビッグ5はNTTデータとIBM、日立、富士通、NEC。 メガSIは売上が数千億程度のSIerでSCSK、CTCやTIS、NSSOLのような企業。 大手SIerという表現だと1次請け(プライムベンダー)を担当できる企業というニュアンスがありますが、特に定義等はありません。ほぼ主観です。 IBM、日立、富士通、NECと、その子会社をメーカー系といいます。 みずほ、豊田通商、日産みたいな非IT企業のシステム子会社をユーザー系といいます。 アクセンチュア、Amazon(AWS)、NRIなど色々なプレイヤーがいるので、前述の区分はもうほとんど使用されていません。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)をどう分けるかにこだわっていらっしゃるようなので、こちらの質問をされた方と同じ方でしょうか? ユーザー系SIer、メーカー系SIer、独立系SIerの違いってなんですか? https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11222929001 基本的には上記の質問で回答したとおりです。私やpoc***さんの回答を読んでいただければ、説明の大半が終わっているのですが、もう少し補足しましょうか。 -------------------------------------------------- 大手SIer: 話者によって「大手」の捉え方が異なります。最大手の5大SIer(富士通、NEC、日立、日本IBM、NTTデータ)のみを指す言葉として使う人もいますし、従業員が1000名を超えていたり、株式市場に上場(独立系なら)していたり、従業員の平均年収が600万円を超えていたりする等のそれぞれの基準で大手と呼んだりすることも有るようです。ユーザー系や独立系等のカテゴリとは択一ではなく、両属可能なカテゴリと言えます。 -------------------------------------------------- メーカー系SIer: いわゆる「メインフレームメーカー」であるSIerの子会社で、主に親会社からの下請けだが、独自に他社向けシステム開発も行っている企業を指します。 元々親会社の開発部門の一部が分離した場合と、下請けとして業務をしていた独立企業を買収したパターンの二種類が有ります。 「メインフレームメーカー」とは、今から30年以上前(今でも)にメインフレーム(大型汎用機)を作って売っていた会社を指します。 1970年代以前は、コンピュータと言ったらメインフレームしか有りませんでしたが、1980年代以降はUNIXサーバー等のオープンシステムがコンピュータシステムの主流になって来ます。それまでメインフレ―ムを作って売ってきた企業はSIerと名前を変えます。そして、その子会社の中で親会社からの案件以外の顧客も持つ企業を、メーカー系SIerと呼ぶようになります。富士通エフ・アイ・ピー等がその例です。 -------------------------------------------------- ユーザー系SIer: コンピュータシステムのユーザー企業が、自社向けに行っていたコンピュータシステム開発・管理部門を、他社向け業務を受注して商売することも踏まえ、独立させた会社を指します。メーカー系SIer同様、下請けとして業務をしていた独立企業を買収したパターンも有ります。NTTコムウェアがまさにユーザー系の代表と言えます。 伊藤忠テクノソリューションズという会社は、広義の大手SIerであり、商社系SIerという扱いを受けますが、少なくともユーザー系SIerとは言えないと思います。 この会社は、伊藤忠テクノサイエンスというSunのUNIXサーバーを売るための準商社と、CRCソリューションズという独立系SIerが合併して出来た企業です。上で述べたユーザー系の定義にそぐっていないのです。 -------------------------------------------------- 独立系SIer: メインフレームメーカーの仕事のおこぼれをもらうような感じで発達した下請け会社と、1980年代以降、ダウンサイジング&オープンシステム化の流れで、メインフレームが製造できるような巨大企業で無くてもシステム開発の商売ができるようになったため、参入して来た会社群を総称してこう言います。 富士ソフトのようなのが代表例です。 --------------------------------------------------
Sierの種類は ユーザー系SIer メーカー系SIer 独立系SIer の3つです。 大手Sierはその中で大手の企業ということです。 例えば 野村総研 日立製作所 新日鉄住金ソリューションズ ・・などがそれにあたります。
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