以下は推測を含みます。 実際の影響や変化は今後の経営方針や交渉次第で決まります。CTCや伊藤忠商事から正式な発表があるまでは憶測や噂に惑わされずに冷静に情報収集することが大切だと思います。 >これからは孫会社になるということ? はい、その通りです。 >孫会社の社会での立ち位置って? 経営指導や資金援助を受けることが多く自主性や独自性を失うこともあります。 >福利厚生とか変わる? CTCは自社の従業員や利用者の利益を守るために伊藤忠商事からの完全子会社化に対しても慎重な姿勢を取る可能性が高いと考えられます。この想定についてはCTCの公式サイトによる以下のような発表から判断しました。 「NTT持株によるNTTドコモ完全子会社化に係る意見申出書を提出した際に、『電気通信市場における公正競争が阻害され、競争を通じて生まれる利用者利益を損なうことに繋がります』と主張しています。」 結論としては福利厚生は変わらない(伊藤忠商事の方が良いからという見方も) >社員にとっては社員持株会がなくなったり、あまりいいことがないの? CTCは2021年3月期末時点で約3000人のエンジニアを抱えていて純利益も前期比17%増の400億円を見込んでいます。このようにCTCはIT業界で高い技術力と収益力を持っているため伊藤忠商事もCTCの人材や技術を活かすために社員持株会などのインセンティブ制度を維持する可能性があります。 結論としては維持される(伊藤忠商事の持ち株会への編入もありうる) ご質問については以上です。憶測ついでに以下に私見を述べます。 これまでCTCが善しとしてきたCTC子会社の在り方についても伊藤忠商事がテコ入れする可能性が高くなります。収益率を向上させるためにCTCの中の伊藤忠商事向けの業務を担当している部署は伊藤忠商事に吸収され、そのついでに高収益部門と低収益部門を層別して、CTCの子会社との再編を始めるでしょう。 高収益部門と人財はCTCに残して処遇も維持する。低収益部門は子会社に移管して処遇を含めて見直す。おそらく数年掛けて給与ダウン賞与見直し。さらに子会社の中でも収益率の良い会社同士を合併させて、そこにCTCの管理人財を送り込む。収益率の悪い会社はさらに低収益部門を切り離してファンド会社に売る。そのようにして高収益企業と高収益部門のみを残す。 このような集中と選択はどこの大企業でも断行されていることです。特にIT業界では生き残るために競争力を高めていかなくてはなりません。これだけで済まされれば変化程度であって数年経てば慣れてしまって忘れてしまうレベルですが、さらに伊藤忠商事が「ワンストップ」を狙っているとなると、伊藤忠商事が資本元となっている企業を含めた大再編になります。こうなると激変レベルになりますのでCTCの子会社でもなくなる可能性があります。 競争力をつけるためには、切り離して独自に生き残らせるという戦略も存在しますので、CTCが伊藤忠商事の子会社になるということはCTCの子会社にとっては、いつどんな話しが舞い降りても不思議なことではありません。 ただし、質問者様に高いスキルが備わっているならば恐れることは何もありません。貪欲に上流工程を熟せるように実力をつけましょう。 以上、少しでもご参考になれば幸いです。
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