どうしてリクルートとサミーって険悪な仲なのですか？

共に前者は就職情報を中核に、後者は遊技機産業を中核ですが、パチスロ産業は日本電動式遊技機工業協同組合に比較的早くから入会し、未だにパチスロメーカーのイメージが強いのですが、1994年に日本遊技機工業組合に入会したのを機にぱちんこ産業に参入しました。マイナーな遊技機としてはアレンジボール・雀球・スマートボールも発売したことがありますので、スマートボール→雀球→アレンジボール→パチスロ→ぱちんこの順に参入しています。発売したことが無い遊技機は、パチンコ球を用いたパチスロであるパロットぐらいとなります。 1980年代頃にリクルートの求人フリーペーパーにサミー側が掲載を断り続けた結果、険悪といえるほど仲が悪くなったようで、2002年後期にセガが持つCSKの持ち分をサミーが売却した上でCSKからサミーの子会社に変更され、2003年2月にはニンテンドウパワーの供給タイトルからセガが原作の知的財産権を有するソフトの配信を終了させましたが、これはニンテンドウパワー自体が任天堂とリクルートとの合弁事業であることに由来しています。2003年12月にはセガがサミーの完全子会社とした上で2004年10月にサミーがセガサミーホールディングスに商号を変更させ、それと同時にサミーの二代目法人を設立させています。 メディアファクトリーもリクルートグループにおける娯楽書籍部門の子会社として設立されたため、リクルートとは流通網を共有されました。2013年4月1日にはKADOKAWAグループに移動し、書籍も角川書店の流通網に変更されました。そのため、サミーはリクルートグループ時代であった頃におけるメディアファクトリーの版権作品には一切手をつけていませんでしたが、KADOKAWAグループに移動して以降から手をつけるようになり、メディアファクトリー版権のアニメ化がサミーからパチンコ・パチスロ化されています。