特に工学部系は、文系に比べ就活が楽で、希望する企業に就職できる、大手企業に就職できる可能性が比較的高くなる要素はあります。 第1の理由は、需要が高いことです。 日本は工業立国であり、第2次産業つまり製造業の就業人口が高いです。総務省の統計によると、全就業人口は5797万人で、業種内訳は多い方から、卸売・小売業=1068万人、製造業=1024万人、医療福祉=658万人、建設業=510万人、です。 卸売・小売業には大手商社も含まれますが、大半が本当の小売(近所の商店街のおばちゃん)です。 製造業、医療福祉、建設業は理系が主体です。製造業で大手になると研究開発部門に力を入れており理系学生を多く(2/3以上)採用します。 一方、文系の学生、特に経済学部卒が非常に多いのに対し、理系でさらに工学部卒となると3割程度です。その理由は理系学部は研究、実験設備に多大な費用がかかるためです。このため私立総合大学では文系学部の学生数を増やして採算が取れるようにしますし、新設大学は文系学科のみのケースが多いです。国公立ではこの問題がないですが、圧倒的に私立が多いですから。 この結果、需給のバランスが崩れ、工学部は求人倍率が高くなります。 また設計開発部門は大学で学んだ専門知識が不可欠となるので、旧帝大や難関私立となれば不景気の今でも売り手市場で、学生が企業を選ぶくらいです。 第2の理由は、就活方法の違いです。 就職には、「自由応募」と「学校推薦」があります。 自由応募は自分でエントリーシートを作成し、面接を申し込み、1次、2次の面接を突破して内定を勝ち取るもので、景気が悪くなると厳しくなります。昨今は100社以上にエントリーして内定ゼロ、という話も聞きます。逆に優秀な学生、上位レベルの学生は1人で何十社も内定を取ることがあります。 学校推薦は大学の研究室単位で企業への推薦枠があり、毎年その企業へ学生が就職しています。 文系は100%自由応募です。つまり東大、早慶の学生ですら、就活は手抜きできません。 一方工学部は、中堅以上の国公立と難関私立は、100%学校推薦で大手中心です。他は自由応募と学校推薦の両方で就職しております。 下位国公立や中堅私立では大手に学校推薦枠がない場合、トップクラス(修士卒)が自由応募で大手就職を勝ち取っていますし、それが無理でも大手関連、中堅企業には就職しています。 ただし景気が大幅によくなり全体に売り手市場になると、理系が有利ではなくなりますし、金融バブル、不動産バブルにより銀行、商社の年収がアップするため、文系のほうが良いという風潮に変わるでしょう。でも、そんな時代がくるような期待はもてませんが。
ありがとうございました
単純に、文系の学生は文系就職しかありませんが、 理系の学生は理系就職も文系就職も可能なのです。 選択肢の広さでいくと有利なのかもしれません。
そういわれてますよね。 論理的な思考ができるとか・・。 でも自分の考え方次第だと思いますよ。 数字で見るといまは理系有利ですけど…。
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