金融庁が地方銀行ビジネスモデルに危機感示すと発表しましたよね。なので地銀志望者は格段に減る。そう考えますが今年の就活生は地銀を避けると思いますか？

地方銀行の活動領域すなわち縄張りを考えると、今の都道府県を基軸とした営業活動には限界があるという趣旨だったと思います。 さらに言えば、地方銀行の資産規模では地域の大型企業の経営悪化に耐えられないという、今から15年前にあった金融危機の教訓もあり、関東、中部、近畿というような大地域を視野に入れた再編を促しているのが、現在の金融庁の再編政策ですよね。 地方銀行も、自行単独路線をとるか、それとも地域統合路線をとるかという経営判断を迫れて、それを就職活動の学生さんがどう判断するかでしょう？ まず、自行単独路線というのは、かつてのバブルのような好景気時でない限り、とりようがないということです。 貸し倒れが発生した時、それに耐えきれる能力も要求されるわけですから。