ANAグループについて質問です。 ANAグループとよく聞くのですが、何別れているのです？ CAは『全日本空輸株式会社』で、 GSは『ANAエアポートサービス株式会社』

ANAはグループ全体で43,000人の従業員を擁し，国内だけではなく世界の多くの国で事業展開する巨大組織です。 これを一つの会社で運営しようとすると組織の意思決定や行動が迅速に行えないですし，業務の管理もしきれません。 また業務の内容もここに専門性の高い分野を有しているので，一つのまとまりの中で活動するには効率が非常に悪くなります。 そこで業務や地域ごとに円滑に効率的に業務が進められるよう個別に会社を作っています。 そのうえで，それぞれの業務で連携しなければいけないことはそれぞれの会社の上にホールディングス会社というまとめ役を作って調整をしています。 それがいろいろな会社を作りグループとしてまとめている理由です。 グループの中にどんな会社があるのか，それを業務の種類ごとにまとめたのが他の回答者の方も示している下記のホームページになります。 https://www.ana.co.jp/group/company/ 例えばグランドスタッフは業務の種類としては「空港地上支援」にあたります。そして， 羽田空港を担当するのが「ANAエアポートサービス」 成田空港を担当するのが「ANA成田エアポートサービス」 中部国際空港を担当するのが「ANA中部空港」 伊丹空港を担当するのが「ANA大阪空港」 関西空港を担当するのが「ANA関西空港」 といった具合になります。 同様にパイロットやCAは業務の種類として「航空運送」にあたり， 国際線や国内の大型機の運航を担当するのが「全日本空輸（ANA）」 国内線の小型機（737やQ400など）の運航を担当するのが「ANAウィングス」 国際線のうち主にアジア・東南アジア路線で運行コストを抑える目的で作られたのが「エアー・ジャパン」 になります。 JALも多少分け方が違いますがグループ内で複数の会社が同じように担当する業務地域を分けて活動しています。