建築と土木のどちらでしょうか? それによっては話が変わってきます。 というのはまずスーパーゼネコンと準大手ゼネコンの経営には隔絶した差があります。 年収や将来性なども全然違います。 但し、スーパーゼネコンはほぼ百%建築部門です。(竹中工務店は百%建築部門です) ですから建築系の準大手は単なるスーパーゼネコンの小型版ですから勝ち目がありません。 それに対して土木系の準大手ゼネコンであれば土木部門については規模でも必ずしもスーパーゼネコンに負けない会社もあります。 また、建築系があまり特色のない会社が多いのに対して土木系ゼネコンでは海洋土木など特色のある部門が少なくありません。 単に規模だけで言うと、そのゼネコンは大して将来性があるとは言えないし、そもそも準大手と言うより中堅ゼネコンと呼ぶべきではないかという気がします。 ゼネコンの紹介 http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Jupiter/1750/kensetsu.html#zeneconkakushanoshoukai
国内の建設業界は衰退が目に見えているので、新規需要の開拓や海外事業展開の方針が不明瞭な企業は今後はかなり厳しいと思われます。 しかし、だからと言って大きい会社なら安全と言うことも無く、スーパーゼネコン5社でさえも世界的にみるとかなり伸び悩んでいる傾向にあります。 一方で地域密着型の中小建設業は安定した業績を上げていたりもします。 年商300億というと徳倉建設とか森組あたりの規模だと思いますが、そのあたりであれば海外よりも地場産業型の方針を持っている方が安定かも知れません。地域の信頼を得ている企業はかなり粘り強いと思われます。新潟の福田組などが良い例でしょうか。 今後のビジョンがしっかりしている企業であれば生き残れる可能性は十分あるでしょう。
ゼネコンは業界自体が右肩下がりです。 内需の拡大が見込めない限りは、生き残るのは大変です。 一方、「では、すべての会社が無くなるのか?」といえば、社会インフラを作る能力を持っているのがゼネコンですので、「生き残る会社」もあります。 五洋建設のように、特定分野に特化した建設会社の方が生き残りやすいように思います。
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