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自分は個人営業しか経験していないが、仲のいいお客さんが増えてくるとそれが仕事のモチベーションにもなってくる。いい意味で捉えるならば、お客さまのライフプランを預金や金融商品を通じてより良いものにしていくお手伝いができるため、その点はやりがいの一つとなった。
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自分が配属された支店はたまたま職場人間関係に恵まれていたようで、人間関係を苦に仕事を辞めたいと思ったことはなかった。新人として配属された当時はとにかく気をかけてもらい、頼りになる先輩も多かったが、年次が上がってもそれはあまり変わらず、自分が下の子に対して気をかけてあげるなどいい意味での連鎖が続いていた。
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今は合併して別の銀行名に変わっており他行の文化が入ってきたことによって残業に対する姿勢は変わったのかもしれないが、支店長の方針によっては支店長より先に出勤し、かつ支店長より後に退勤しないといけない風潮があり、拘束時間の割に実入りが少ない点はばかばかしく思えた。
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入行初年度~数年間は個人に対して預金獲得や投資信託・保険商品の契約獲得のために営業活動を行います。そして数年後(営業店により異なる)に法人に対して融資契約のための営業活動に変わっていきます。中小企業ではありますが社長はじめ役員方と対面で話せることが一番の醍醐味でやりがいを感じるのではないでしょうか。
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良い点でのやりがいを悪く捉えるならば、お客さんの預金を金融商品に投じてその手数料で自分の営業成績が上がるため、お客さんが損していようが自分の成績が上がるあらば手数料の高いハイリスクハイリターンな金融商品を売りつけないと営業目標を達成できない点は心が痛かった。
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自分の営業成績が大して良くなく戦力になっていなかったのもありそうだが、退職するにあたってそこまで引き留められず比較的スムーズに退職手続きが済んだ点は前述した支店の人間関係のおかげもあったかと思う。
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既にマイナス金利政策下であったため、融資等での利息収入に期待出来ず、手数料ビジネスとして顧客に必要如何に問わず金融商品を売らなければならなかったため、結果的に顧客に損失を与えてしまうなど良心の痛むことが多かった。
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自分ではなく同期の話ではあるが、人間関係があまりよくない支店に配属されると新人であってもいびられたり扱いがぞんざいであるなど、それを苦に辞めていく人も少なくないとのことだった。行員は数年単位で異動するため嫌な人がいたとしても数年我慢すればその人か自分自身が異動になるためまだ良いが、異動がないパート職員(いわゆるお局さん)がくせ者だと自分自身が異動にならない限りはその支店での人間関係に変化がないためメンタル不調になりやすいと思う。
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