法務省は特別な省庁です。法務省には,「特別の機関」とされる検察庁があります。法務・検察とよく言われますが,人事は一体で行われます。 法務・検察のTOPは検事総長です。序列を下記に示しますので参考までに。 検事総長→東京高検検事長→大阪高検検事長→名古屋高検検事長→次長検事→法務省事務次官→福岡高検検事長→広島高検検事長→仙台高検検事長→札幌高検検事長→高松高検検事長 法務省の事務次官は必ず検事出身者が就任します。在任中は他省庁とのバランスから,一時的に検事の身分を離れますが,事務次官で退官する事はなく,検事総長までに通過点に過ぎません。ですので,相棒の設定はあり得ません。 法務省の幹部の大部分は検事です。所謂,あて検と言われています。 法務省内の検事の定員は133人となっていて,裁判所からも多くの裁判官が,民事局と訟務局を中心に出向しています。尚,出向中は検事に転官します。 ですので,保護局と矯正局ではプロパー職員が局長になれる可能性も有りますが,その他の局長(官房長含む)は全て検事です。 尚,事務次官以外は天皇に認証される認証官ですので,見方によっては事務次官は11番目との見方もあります。又,外務省も事務次官の上に,全米大使と国連大使がいます。
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