検察官を目指しています

①一番早く正式な検察官になるには、どのような道のりがありますか？ 大学の法学部に進学する、ということを前提にすると、在学中に予備試験、司法試験にパスする（旧司法試験のころは、少数ながら大学在学中の司法試験合格者がおられました）ことになるでしょうか。 そして、大学を卒業して司法修習に進み、修習後、検察官になる、という道のりです。 正式な検察官になる道は大別して２つあり、１つが「司法試験→司法修習→修了試験合格」という道のりを経て検事になるもので、質問されている内容になります。 もう１つは、係長級以上の検察事務官（や裁判所職員、法務省各機関職員など）が、部内試験を経て副検事になるものですが、受験資格が得られるのは３０歳をすぎてからなので、ちょっと時間がかかります。余談ですが、法学部生で刑事系の法律実務家を目指す人には知られている制度で、有名校の方が検察事務官や裁判所職員（から部内試験で検察官）を目指すために公務員試験を受けに来る例も結構あります。 ②最近法曹人口の増加により、就職困難になったと聞きましたが 年齢の高い方（で、法律事務所側で求めているような職歴のない方）や、修習成績の下位の方は厳しいようです。 予備試験はこれからの制度なので、就職時の評価というのは難しいのですが、採用側からすると、年齢や職歴、修習成績などの方を重視するのではないでしょうか。 収入状況ですが、弁護士さんとして普通に法律事務所に就職された方は、大抵は採用数年で１０００万円と仰います。 検察官は公務員の中では高収入（経験年数がたつにつれて）ですが、有名な大手弁護士事務所の弁護士さんにはかないません。