４０歳から東京理科大学に入って、塾講師になれるでしょうか？ あとなれるとしたら千葉大学も考えてるのですが、どっちの方が有利でしょうか？

塾講師が「集団指導の塾講師」の場合としてお答えします。塾講師といっても色々あります。例えば早稲田アカデミーや栄光ゼミナールなど一クラス少人数制かつ校舎がたくさんあるような塾の講師はほとんどが大学生のアルバイトです。ただ、私のまわりの先生はみな外語大や東工大などの一流国公立大に通う人ばかりです。かといってそのような大学生ばかりかと思えばそうでもなく、農業大や日本大レベルでも教えるのが上手な先生もたくさんいます。ここで言えるのは塾講師とはただ授業をするだけではないということです。宿題をチェックして、色々なプリントを作ってやらせて、単語を覚えさせて、机の整理整頓をやらせて、しかって、褒めて、テストの採点をして、親御さんに電話をして、子供の戯言に付き合って・・・などなどおそらく授業の2倍以上の時間を雑務などに割かなくてはなりません。この仕事は大変ですよー。バイト感覚の大学生ではすぐに生徒の成績を落としてしまい毎日上司や親御さんに文句を言われ続けるでしょう。おそらく他の大学生の何倍も必死で、しかもプロとして仕事をしています。まあそういう雑務は教えるのが小学生→中学生→高校生の順に減っていきますけどね。そして結論を言えば、こっちの塾講師は誰にでもなれます。大学さえ行っていればほとんどの場合面接受かります。この手の塾業界は今人手不足ですから。 一方の河合塾、東進予備校、代ゼミなどの講師は本当に本当の受験のプロです。さっきの塾では色々な教科を教えることが多いですが、こちらは数学なら数学、英語なら英語というようにとにかく一教科だけの担当をします。彼らはさまざまな入学試験を何年分も何年分も細かく研究し、予想問題まで作ってしまいます。彼らは基本的に授業しかしません。それ以外はプリントなどやらせる程度です。あとはチューターさんとか事務員の方が全てやってくれます。さて、彼らの経歴ですが、一般的にかなりの高学歴です。大学受験の講師なら東大や東工大、一橋大など一流大学出身や医学部出身の方々や、はたまた一流の研究者として大学や企業で働いていたがそれに嫌気がさして塾講師になった方などかなり頭がいいです。彼らは色々な塾から引っ張りだこで全国を授業のために飛び回っています。基本的に変人です。競馬、競輪とか好きな人が多いです。だから生徒にとっては授業がおもしろいです。保護者にとっては不安になります。でも授業だけで生徒の実力を上げる実力を持っています。参考書もたくさん出してかなり書店でも眼にします。印税がっぽがぽでしょう。 もしあなたが前者を考えているなら理科大に入って塾講師になることは９０％可能です。年齢は関係ないです。千葉大でももちろん同じです。後者ならば千葉大でも不足かもしれませんが、千葉大など卒業して前者の塾を何年も経験して教えるのが極端に上手いと評判になれば引き抜きがあったり、また面接などで受かる可能性もあります。こちらも年齢は関係ないです。超有名塾講師で今にも死にそうなくらいのおじいちゃん先生もいます。とにかく大事なのは大学で専門的な知識をつけてどんな質問でも答えられるくらいの知識を身につけ、塾講師としてバイトをして実力を磨くことです。がんばってください。